あらすじ

第7話 2013年2月25日 OnAir

(写真)とあるスナックの雇われママ・池澤元子(三輪ひとみ)という女性と、内縁関係の村田博(工藤俊作)という男性が遺体で発見された。第一発見者はその店に勤めるホステスで、元子が開店時間になっても現れないため、元子のアパートを訪ねたという。荒れた部屋の状態から見て、村田が元子を殺害しての無理心中か? 残されたバッグの中から、銀行の帯封が付いたままの現金200万円が見つかった。
ほどなく、安積班は2人の関係先を中心に捜査を開始。スナックの従業員によると、村田はすぐに暴力をふるう男で、以前も店で元子が殴られていたことを見たという。また、村田の勤め先の造園会社社長・斉藤(丹古母鬼馬二)によると、勤務態度が悪く、今度無断欠勤をしたらクビにしようと考えていたが、最近出入りしている片山家の仕事だけは真面目に現場をこなしていたので、クビを言うきっかけを失っていたとのことだった。

(写真)そこで、安積(佐々木蔵之介)結城(比嘉愛未)が、事情を聞きに片山家へ向かうと、なんとその家は、結城の高校時代の初恋の人・片山春樹(小柳友)の家だった。7年ぶりの再会となった結城を春樹の父・慎一郎(山下規介)ほか家族たちは歓迎し、近々、妹の莉奈(市山涼香)が結婚すると結城に報告。結城は自分のことのように喜ぶ。そんな中、安積は、妻の澄子(山下容莉枝)の落ち着きのない態度のほか、事件現場に残された200万円の帯封に記載されていた銀行名と、片山が経営する会社のメインバンクが同じだったことが気になっていた。
念のためにと、片山家が取引している銀行へ聞き込みに行くと、「娘の結婚準備のために」と言って、澄子が200万円を引き出していたことがわかる。一方、元子と村田の身辺を調べていた小池(福士誠治)から、元子が50歳前後の女性と喫茶店で会っていたという目撃証言を得たとの連絡が入った。
安積は、澄子が事件に関与している可能性もあると推測するが、澄子とも親しかった結城は「そんなことをする人では無い」と反論。そんな結城を安積は「状況を冷静に判断できないなら捜査から外れた方がいい」とたしなめる。刑事という仕事に悩み、葛藤する結城は……。