あらすじ

第4話 2013年2月4日 OnAir

(写真)ある日、殺人事件が発生。現場に駆けつけた安積(佐々木蔵之介)小池(福士誠治)は、鑑識の丸岡(六平直政)千春(加藤夏希)から、死亡推定時刻が前日の夜9時から11時頃との報告を受ける。事件現場では凶器こそ発見されなかったが、血痕のついた手ぬぐいと、被害者の体の下から「合歓垣早苗」(ねむがきさなえ)と書かれた紙片が見つかった。また、ポケットにあったボールペンに「週刊新時代」のロゴが印字されていたことから、安積たちは身元確認のためにその編集部を訪ねると、被害者は、広川東吾(若杉宏二)というフリーの記者だと判明。編集長の大垣(佐藤尚宏)によると、社会の不正を暴くような告発ネタを持ち込む、やり手のジャーナリストだったといい、そのためにトラブルに巻き込まれることも多かったらしい。

(写真)ほどなく、広川のアパートを捜索すると、記者の必需品のパソコンが見当たらない。広川を殺害した者が持ち去ったのか? 一方、デスク上には、あるタウン誌が。そこには、広川が担当し、長期連載としてスタートしたはずの「江戸木目込み人形(えどきめこみにんぎょう)職人・清瀬陽道(竜雷太)」の記事があったが、なぜか連載2回目にして終了となっていた…。
詳しい事情を探りに、安積と小池がタウン誌の編集部へ向かうと、広川が持ち込んだ企画だったが、陽道とのトラブルが元で連載が中止となったことが判明する。
それを受けて陽道を訪ねる安積たち。聞き込みの最中、「この人をご存知ですか?」と、安積が殺人現場に落ちていたメモの「合歓垣早苗」という文字を陽道に見せると、「ネムガキなんて知らない…」と陽道は言い放つ。しかし、安積は、なぜ陽道がこの難読苗字を読めたのかが気になっていた。
さらに調べを進めると、陽道は、妻の美佐子(立石涼子)と一人娘の結衣子(大凪真生)の3人家族で、結衣子には婚約者がいたが、工房の職人の証言によると、取材で足しげく工房へ通っていた広川は、結衣子に好意を抱いていたといい、それが陽道の逆鱗に触れて取材を断られたらしいとのことだった。
この度の事件は怨恨が原因なのか? 事件現場に落ちていた「合歓垣早苗」という名前の人物は誰なのか?
そんなとき、調査を進める安積班の前に、陽道の主治医である水沢医師(橋爪功)が、またしても立ちはばかる!?