あらすじ

第3話 2013年1月28日 OnAir

(写真)ある日、押上分署管内のアパートに住む佐久間(小出浩祐)宅で空き巣事件が発生した。それからすぐ後、盗まれた通帳で現金を引き落とそうとした人物が確認された。すぐ防犯カメラの映像を手がかりに緊急手配が敷かれると、警ら中の寺田巡査長(林家正蔵)が犯人・仁科(上原風馬)を発見し身柄を拘束、スピード逮捕となった。
しかし、鑑識の丸岡(六平直政)が空き巣被害にあった佐久間宅の箪笥から、8年前に起きた殺人事件の容疑者らしき指紋を発見した。その事件とは、当時64歳の1人暮らしの資産家・吉川辰蔵(石山輝夫)が殺害されたもので、凶器は発見されていないが、現場で採取された木片から、木刀のようなもので撲殺された可能性が高いという。
当時、辰蔵は多額の現金を自宅に保管しているという噂があり、被害者は現金を盗もうと忍び込んだ犯人と遭遇して殺害されたと見られていた。現場には3000万円の現金が手付かずで残されていたが、特に捜査の決め手がなく迷宮入りの可能性もあった事件だった。

(写真) 空き巣被害に遭った佐久間の証言によると、殺人事件の容疑者の指紋が発見された箪笥は1週間前に購入したもので、運送業者が運び入れたものだという。運送業者の記録から小倉孝信(高知東生)と同僚の湯川(光 宣)の2人が佐久間宅に箪笥を納品していることが判明すると、事情を聞くため小倉宅を訪ねる安積(佐々木蔵之介)結城(比嘉愛未)。玄関先で指紋採取の協力をお願いしていると、なんとそこに水沢(橋爪功)が現れた。水沢は、指紋の供出を願い出た安積たちから小倉を遠ざけるだけでなく、捜査に協力する必要は無いと小倉本人にも釘をさす。
一方、辰蔵の住んでいたマンションの管理人で辰蔵の幼馴染・白石(倉石功)の、辰蔵と息子夫婦と折り合いが悪かったとの証言から、修一と妻・宏子(立原麻衣)にも犯行の動機ありと、安積班は平行して捜査にあたる。
果たして、水沢が捜査に協力させない理由とは何なのか? そして、8年前の殺人事件の真相は? 一体、真犯人は誰なのか!?