今週の俺塾!目指せ偏差値72!桜葉学園!

塾には入らず、佳織と二人三脚で勉強することにした桜井家。しかし入れるものなら塾を利用しない手はない!困難な壁にぶつかったからこそ分かる原作者・桜井信一さん監修のもと、ドラマの信一が進める桜葉学園受験までの道のりを追いながら、受験ポイントを解説します!

第9回

いよいよ、運命の受験本番を迎える!
やれることは全部やった!…と思う。あとはこれまでの努力と佳織を信じるしかない。
でも…やっぱり不安だ。本番前に他にやれることはあるんじゃないか?
それとも、そんなの最後の悪あがきに過ぎないか?

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今回の俺からの中学受験指南!
『一番逃げたいことに立ち向かう』

“中学受験の不思議な常識”<その9>!
『終了組の意見を参考にするべき』
万人に当てはまる正解なんてない。終了組というだけで正解を持っていると勘違いしてはだめだ。

桜井信一流のアドバイス

いよいよ入学試験まで1か月となったとき、どんな方法で何を勉強するか? こんなとき、ブログや掲示板にいる「教えたがり屋さん」の、こうするべき、こうするもの、これが大事という助言に流されてはいけない。1か月前の学力に個人差がある以上は万人に当てはまる正解なんてないんだ。

いま何をするべきかなんてのは聞かなくても自分が一番わかっているはず。今までも今も一番嫌な教科や単元、一番逃げたいこと、できればやりたくないから放置してきたこと、そこに背を向けずに真正面から取り組めるかどうかが勝負に決まっている。受験だけじゃなく何事も結局はこれなのかもしれない。

早い段階から合格圏にいる子たちは、そこから逃げずにやってきたんだ。できればやりたくない教科や単元を、得意科目のなかに混ぜながら苦みをごまかしてきた。人参が苦手な子がカレーに混ぜるのなら食べられるようなもんだ。それすらよけてきた子は最後に人参ばかりになるのは当然。最後まで逃げ通しか? そういうことを入学試験は試しているわけだ。

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そして出陣の日がくる。親はどうあるべきか。実はそんなことどうでもいいんだ。本当に頑張った子はその勉強量に裏打ちされた学力が心の支えになる。親の激励なんて緊張感のなかで無意識に頷いているだけだ。

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入学試験までが大事で、当日は単なる付き添い。忘れ物はないか、道順は確かめたか、それだけでいい。あとは子どもに任せる。そこはひとりで行く場所だから。「ひとり力」を試す場なんだ。


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