今週の俺塾!目指せ偏差値72!桜葉学園!

塾には入らず、佳織と二人三脚で勉強することにした桜井家。しかし入れるものなら塾を利用しない手はない!困難な壁にぶつかったからこそ分かる原作者・桜井信一さん監修のもと、ドラマの信一が進める桜葉学園受験までの道のりを追いながら、受験ポイントを解説します!

第6回

教えて理解したと思ったら、すぐ忘れてしまう佳織に思わずカチンときちまった。
これじゃどんだけ教えても、意味がないじゃないか!
どうやって勉強していけばいいんだ?

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今回の俺からの中学受験指南!
『社会は科目の垣根を取り払うことが大切』

“中学受験の不思議な常識”<その6>!
『地理は苦手で歴史は得意』
だれだ? そんな不思議なことを言っているのは。どうして地理を先に学ぶのかよくわかっていないようだな。

桜井信一流のアドバイス

中学受験社会は進化し続けているそうだ。これがなかなか難しい。「大化の改新は何年?」なんて問題は出ない。国語のような文章題を読んでからそれについて答えていく形式が多くなってきた。大人だって手に負えないはずだ。まあ俺はそれ以前の問題だったわけだが。

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社会といえば「地理」「歴史」「公民」。一般的に地理を習ったあとで歴史を習い、最後に公民を習うはずだ。
この地理と歴史を別の科目だと捉えて勉強すると、中学受験社会は難航する。例えば京都は地理として何があるのか歴史として何が起こったのか。昔から今をつなぐように勉強しなければならない。奥羽山脈のあたりも歴史で色々な出来事があった場所だ。地理を習ったあと、その地理的要素を意識しながら歴史を学ぶことが大事なんだ。わけて考えてしまうとあとでドッキングする作業が必要になり勉強量が倍増する。これは無駄だ。
公民だって同じだ。今でこそ普通選挙を当たり前だと思っているけれど、最初はごく一部だけのお金持ちだけが参加できた。ようやく戦後に女性も参加できたんだ。公民にも歴史があるってわけだ。地理、歴史、公民という3つの科目の垣根を越えて学ぶと、より理解が深まり印象に残る暗記になると思うぜ。


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