あらすじ

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第二夜

技術で勝負できる会社が日本の未来を創る!
日銀管理下で人員整理を拒絶したリーダーの決断とは?

愛知佐一郎 (佐藤浩市) の強力なリーダーシップと、それを支える仲間たちの努力によって、彼らはついに試作車第一号を完成させることに成功した。
しかし5年の歳月を費やしてようやく乗用車を完成した時には、皮肉にも戦争の足音が迫っていた。
軍用トラックの生産などによって戦時中の苦難を乗り切った佐一郎たちだったが、ようやく終わった戦争の後も日銀の金融引締めによる大不況という荒波が待ち受けていた。
会社の幹部総出で資金調達に奔走したものの、その中で取締役経理部長として資金調達の中心的存在だった 近藤 (萩原聖人) が倒れ、帰らぬ人となる。

銀行団の協調融資がまとまらない中で、佐一郎たちは起死回生の策として日銀に救済を申し出ることにしたが、そのとき、日銀名古屋支店長に就任したのは国内の自動車産業保護に消極的な 財部総裁 (中村橋之助) の元秘書・山梨良夫 (香川照之) だった。
資金難、人員整理に伴う労働争議、佐一郎の病とその後も次々と苦難が待ち受けるが、彼らは決して諦めることなく前向きに進んでいく。