製作秘話

近年稀にみる規模で行なわれた撮影の裏側をご紹介します。

豪華な出演者たち!

主演を務めるのは、映画・テレビドラマなど幅広い分野で活躍を続ける佐藤浩市。
今回、演出を担当した福澤克雄監督は 「佐藤浩市さんとは今回が初めてなのですが、年を重ねるごとに、より素敵な俳優さんになっていくなと思っていました。実際にご一緒して思ったのは、子どもの心を忘れていないまっすぐな方。自動車作りを推し進めていく愛知佐一郎も、どこか少年がそのまま大人になったようなところがあって、その思いが純粋だからこそ周りも付いていくんですよね。浩市さんがリーダーを務めた現場もしかりで、本当にいい現場の雰囲気を作ってくださいました。」 と、語りました。

共演者も豪華な俳優陣が揃いぶみ!
佐一郎を内助の功で支え続ける妻・愛知晴子役を山口智子、佐一郎の甥、愛知正二役を椎名桔平、佐一郎の夢をバックアップする石山又造役を橋爪功、日銀総裁・財部登役を中村橋之助、財部のもとで日銀総裁秘書を務める山梨良夫役を香川照之、佐一郎が学生時代に通っていた定食屋の娘、東山雪乃役には宮沢りえ、さらに、佐一郎を救い上げる上海愛知紡績支配人、西尾成次役を伊東四朗が演じる。
近年稀にみる豪華キャストで2夜連続合計5時間のスペシャルでたっぷりお送りします!

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日本各地でロケを敢行!

撮影日数62日間のうち、ロケ:51日、スタジオ:11日という、大半がロケが占めていた『LEADERS』。しかも、ロケは日本各地で行なわれました。
福澤監督がこだわったのは、自動織機と自動車の工場を含めた戦前戦後の風景を再現すること。そのため、北九州の門司、山口、奥出雲、福知山、赤穂、加古川、豊橋、豊田、桑名、東京、群馬、そして中国の上海でも撮影し、かなりハードな撮影スケジュールに。
また、アイチの自動車工場のシーンでは実際の工場を借りての撮影が成功。都内でも、日本銀行の外観は実際に日本銀行をお借りして撮影したりと、実際の場所を使うことで、よりリアルに感じる映像に。
『LEADERS』 の時代にあう、絶好のロケーションを制作スタッフ総出で探したこだわりの背景も見逃せません。

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空前のエキストラ参加人数!

『LEADERS』 第2夜のクライマックスシーンでは、なんとエキストラ500人が参加!
このドラマで最大のエキストラ参加シーンになりました!前後のシーンを含めると当日の参加人数は1,000人以上に!
日本を飛び出して、上海での撮影では400人の地元中国人のエキストラ、日本国内においても、その土地土地のエキストラにご協力いただき、画面いっぱいに人の温かさを感じることのできる作品となりました。
その凄さは、公式サイト内 『エキストラ写真館』 でもチェックが出来ます。

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上海にて大規模ロケ!

『LEADERS』では、およそ1週間かけて、上海での大規模なロケを敢行。
戦前戦後の都会を撮るのは日本では不可能とされており、日本でセットを一から建てるよりも、様々な面で上海のオープンセットは、はるかに効率的。
このセットに対し、主演の佐藤浩市は 「昔の映画撮影所のようなノスタルジアを感じる場所」 とコメント。さらに、香川照之も 「これだけの時間をかけて撮影していることが必ず作品に反映されるだろうと確信するほど素晴らしいセット」 とコメント。

また、この撮影には、数100人のエキストラと、日本からのスタッフと現地スタッフ総勢100人が参加。日本からは、昭和初期の車を船で運ぶなど、美術面でも近年稀に見る規模で行なわれました。日本側スタッフは、エキストラや現地スタッフとのコミュニケーションを円滑にするため、撮影に必要な中国語を習得し、計10人の通訳がサポートするなど、言葉の壁を越えた熱いコラボレーションが繰り広げられました。
日中のプロフェッショナルたちが融合した、大迫力の映像をお楽しみください。

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劇中登場の車はなんと!?

劇中に登場するアイチの試作車第1号は、トヨタ自動車の協力もと、トヨダ AA 型のレプリカをお借りしています。レプリカとはいえ、内部 (エンジンも!) は、すべて当時と同じつくりで再現をしているそう。そのほかにも、小型国産車として登場するアイペットも、日本国内に現存するたった2台をお借りして撮影に挑みました。

実際に運転した佐藤浩市は 「ドラマの中で乗っている試作第1号はトヨタの現存するうちの1台を実際に運転させていただきました。乗り心地は正直微妙ですが、これが第1号であり、ここから今の車になったと思うと、隔世の感があります。」 と語った。歴史ドラマでよく使用される資料映像は使わず、急行列車と車が競争するシーンも実写と CG を駆使して再現するなど当時を彷彿とさせる映像演出もお見逃しなく!

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