“特別科学捜査班” ということで、専門分野に長けた人たちが集まる部署なのですが、その中で神山恵子はどのような立ち位置になるのかな、と好奇心が湧きました。
神山はノンキャリアの叩き上げ女刑事ですが、結婚をしていて子供がいて、家族に仕事を応援してもらいながら働く女性の役でもあるので、刑事として仕事の場にいるときの顔と家族といるときの顔、どちらも大切に演じたいです。
「 刑事 」 である人物としてきちんと立っていられるように、ということをいつも心の中に置いています。
お話が進んでいくにつれ、些細なことの中にもチラホラと神山の変化や成長が丁寧に描かれていくと良いなぁと思いながら演じています。そして、どんな仕事でも共通することだと思いますが、誰かに見ていてもらえなくても、褒めてもらえなくても、光の当たらないところでも、時には楽しみながら、時には頭を抱えながら、目の前にある仕事を地道に積み重ねている人がたくさんいると思います。そういう、人々の積み重ねによって社会は回っていると思うんです。この 「 ホワイト・ラボ 」 の捜査官たちがマイペースにコツコツと積み重ねたことは、事件を解決するきっかけとなり、事件の真相や隠れていた真実が明らかになったりするので、それも含め、いろんな角度からこの作品をお楽しみいただきたいです。
『 ホワイト・ラボ 』 を毎週楽しみにしていただけるよう、出演者・スタッフみんなで撮影を進めています。ぜひご覧ください。