インタビュー

宮迫博之さん(奥貫徹役)

出演が決まったときの感想をお聞かせください

北村とも谷原とも共演したことはあるんですけど、3人一緒にドラマやるのは初めてなので、うれしいなと思いました。

台本を読んだ感想はいかがでしたか?

専門用語にカタカナがいっぱい出てくるので、覚えるのしんどいなって思いました (笑)。
今日の撮影でも、めっちゃカタカナ言わなあきませんねん。ジ、ジ、ジプチルヒドロキシトルエン、オキシベンゾン… とか、よく分からへん言葉ね (笑)

カタカナのセリフに苦労している?

そうですね。普段言わない言葉ばかりなので、全然頭に入ってこないんですよ。
僕がね、オキシベンゾンって横文字の物質名のセリフがあるのに、北村が横で “リュック・ベッソン” とか、似たようなカタカナの名前を言ってくるんですよ。だから、めっちゃ腹がたっているんです。俺が NG 出したら、最初からやり直しになるねんから、北村自身も大変やのに、何で分かってくれないんだろうかと… 苦労しています (笑)

宮迫さん演じる奥貫はどのような人物ですか?

どんな状況下であっても、地ベタに這いつくばって小さな証拠を見つけ出す… 執念を持った職人気質の男ですね。

宮迫さんご自身と似ているところはありますか?

ひとつの事に熱中してしまうところは似ているかな。メガネを掃除すると決めたら、メガネを分解して溝の部分まで全部を掃除しないと気がすまないんです。そればっかりやってしまうんですよ。めっちゃメガネはキレイになったのに、部屋は汚いままとか (笑)。
奥貫がどしゃぶりの雨の中、地ベタに這いつくばって証拠をさがす姿は、普段の俺に似ているなと思うところはあるので、役作りは必要なかったですね。

キャッチコピーに 「嘘を、科学する。」 とあるのですが、
宮迫さんご自身は嘘をつくのは得意ですか?

そうですね…。
隠していることを見つけ出したり、探し出したり、引き出したりするのは得意ですね。

隠していることを引き出す?

例えば、後輩芸人が何か言おうとしたのに、ほかの誰かが喋ったことによって喋れなくなって、間を逃してしまったのを見逃さない。「今、お前しゃべろうとして入られへんかったよな!」 って言って、「そんなん言わんといてください」 って後輩芸人がアタフタしているのを見つけるのが大好きです (笑)。あと、出川 (哲朗) さんの服の袖が片方だけ出ているのをつっこむのも大好きです

奥貫の証拠を見つけ出す洞察力にも通じますね。
そんな奥貫をどのような思いをこめて演じていきたいですか?

そうですね。奥貫の役割はどんな状況であっても “証拠” をみつけること。その証拠を持ち帰って、一ノ瀬、本田、神山さんらが集めた証拠と照らし合わせながらひとつの事件を解決していくことが 「ホワイト・ラボ」 というチームなんですね。ですから、奥貫としても自分としても、与えられた仕事を全うしたいと思っています。

ココを見てほしい、という部分はありますか?

よ〜く見たら分かるんですけど、微妙に髪型がぶれてます。隠れキャラみたいな (笑)。
普段は真っ直ぐなんですけど、無造作っぽくしようかなって思って… クシャっとなってしまっている瞬間があるのですが、それはココだけの秘密です。ぜひ、見つけてください (笑)

最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします

様々な機材を駆使し、経験を元に総合して事件を解決していくのが、「ホワイト・ラボ」。
新しい形の刑事ドラマになっていると思います。ぜひ、ご覧ください。