素直にうれしかったです。科学捜査班の分析官を演じるにあたっては、きちんと勉強しなきゃいけないなと思いました。
まず、科学捜査とはどういう捜査なのだろうと色々と調べました。特殊な機材を駆使して検証したり、人の表情や仕草で嘘を見抜いたり、事件解決の決め手になることがたくさんあると知り、面白いなと思いました。
山根は飄々 (ひょうひょう) としているしていて、“ゆとり世代の現代っ子” を象徴する人物だと思います。悪気はないんですけど、合理的で自分の与えられたことだけをやるタイプの人間なので、相手に誤解されやすいタイプだと思います。素っ気ない態度や人を突き放すような距離感は、わざとやっているのではないんですけどね。自分にできることは何かを考えて行動しているので、仕事に対してはマジメだと思います。
僕はどちらかというと要領が悪いほうなので (笑)、山根とは似てないかな。
山根は僕よりも4歳年上の設定なのですが、チャーミングな一面もありますし、1話の中である勘違いをしていて、それを悩んでいたりするんです。そこは共感できる部分なので、“山根のシーンを見ていると一息つける” と思っていただけるといいなと思います。分析しているときはパソコンとにらめっこしながら、格好よく見えるように気をつけています。
僕の役割は一ノ瀬さん、奥貫さん、本田さんが調べた捜査状況を神山班長らほかの捜査官に説明する役どころなので、視聴者のみなさんにもキチンと伝わるように、一言一句を大切に演じています。また、出演が決まってからタイピングの練習を始めたのですが、徐々にさまになってきているので、そこも注目してください (笑)。あと… 分析している最中に話しかけられてイスごと振り返ることがあるんですけど、どうやったらかっこよく振り返えられるか研究しながらやっています (笑)
嘘をつくのも、見破るのも苦手です。僕、すぐに人を信用しちゃうんです。実は、子供の頃は嘘つきだったので、お母さんに 「 “ウソつきウソ太” に改名するよ 」 って言われて、泣きながら嫌だって言って… それが改心するきっかけになりました (笑)。だから、嘘はつくのも見破るのも苦手ですね。
個性豊かな 「 ホワイト・ラボ 」 のメンバーひとりひとりを見ていただきたいです。物語が進むに連れて、なお一層キャラクターの強さも増していくと思うので、ひとりひとりを愛してください。
もちろん山根くんを一番愛してください。というのは嘘… 冗談です (笑)
ワンシーン、ワンシーンが見逃せない重要なポイントになりますので、テレビの前から離れずに注目してご覧いただければと思います。山根くんも格好良く分析しているのでぜひ見てください (笑)。よろしくお願いします。