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磯山Pの撮影日記

vol.07

2012年11月17日

11月某日
この間、京都のスタジオにMISIAさんがサプライズでいらした!
私自身もMISIAさんの事務所の社長さんがいらっしゃるとしか聞いておらず、
撮影所の入り口に迎えに行ったら、谷川さん(社長)が私に「差し入れ持って来ました」とおっしゃり、いきなりワゴンタクシーからMISIAさん本人が降りてきて、ほんとーにびっくりしました。
スタジオでは最終回を撮影しており、有功と家光が「三人の娘のうち、誰が世継ぎにふさわしいか」というセリフのやりとりをするシーンの準備をしていて、私が「皆さん、MISIAさんが陣中見舞いにいらっしゃいました!」とコールしても、一瞬、何の事だか?ってリアクションだった…無理もないか。
セットにあがったMISIAさんは、「毎週オンエアをとても楽しみに見ています。録画して、毎回三回はリピートしています」とスタッフに挨拶してくれて、皆は大感激…。その後、「段取り」と呼ばれるリハーサルを一緒に見たり、次のセットをご覧になったり、とだんだんリラックスされていった様子。
多部さんは、ご自身本当にMISIAさんのファンなので、かなり興奮されており、「どうしよう?セリフが全部飛んじゃった」と。でも、おそるおそる近くに来て、お話し出来てとても喜んでいらした。お二人で将軍の座る「上段」で写真を撮ったり、とか。堺さんも畳の上でお互いに正座でご挨拶され、「オンエアで皆が流す涙の半分はMISIAさんのおかげです」と直接御礼を言ってました。
そんなMISIAさんはキャストの皆さんや監督や私にまでプレゼントを用意してくださっていて、しかも「これは誰に」とご自分でお店で悩まれた、とのことで、しかもしかも田中聖くんに渡すのと、金子ディレクターに渡すのを間違えたと言って、すごく悔しがっていた。面白い方です。
スタッフには「風邪予防に」とフルーツティと、その後「MISIAケーキ」と呼ばれ、スタッフ全員で争奪戦になっためちゃくちゃ美味しいフルーツケーキをそれはそれは大量に持ってきてくださいました。ごちそうさまです。
私はニットのマフラーをいただいたのですが、MISIAさんに私の「頭」に巻いてもらって、感動しました。これはなかなか体験できないことだわー。
しかし『DEEPNESS』はどうしてこんなにこのドラマに合うのだろう、といつもMAという音楽入れの作業のときに思います。クライマックスシーンにちょうど良くはまるのです。計算したみたいに。特に初回は、小菊と口づけした有功が涙を零す瞬間に「涙が落ちてく〜」という歌詞が乗ったので、鳥肌が立ちました。谷川さんは「磯山さんがそういう発注をしたからでしょう」とおっしゃるのですが、毎回このような奇跡が起こるわけではもちろん無いのです。
金子Dは「DEEPNESSは一人のメインキャストと同じくらいの位置を占めています」とMISIAさんに言っていたけど、本当にそうだなあ、と思っています。
MISIAさん、本当に名曲をありがとうございました。

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