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大奥 用語解説

第10話

公方様(くぼうさま)

「おおやけかた」とも言い、元々は天皇など公的権力の頂点に立つ者を指す言葉でしたが、武家社会になると将軍のことを「公方様」と呼ぶようになりました。ちなみに、幕府のことは「公儀(こうぎ)」といいます。よく時代劇で「ご公儀に逆らうとお家取り潰しとなる云々」というセリフが聞かれますが、言い換えると「幕府に逆らうと…」ということになります。

幕藩体制(ばくはんたいせい)

江戸幕府が開府して以降、将軍を頂点として、その統治下に諸大名が藩を形成する封建制度のこと。

加持祈祷(かじきとう)

災厄などを祓い、病状などが良くなるよう祈る儀式のこと。「仏や菩薩などが持つ神秘的な力で民衆を守る」という意味を持つ仏教用語の「加持」と、神仏に祈りをささげる「祈祷」という言葉が一つになったもの。

慶安4年4月20日(けいあんよねんしがつはつか)

ドラマでは「公文書にはあくまでも〜三代将軍徳川家光公の死として記された」とありましたが、実際の家光もこの慶安4年(1651年)4月20日に逝去しました。このとき家光は48歳。死因については諸説あり、はっきりと判ってはいませんが、子供の頃から病弱だったそうです。また、徳川家・江戸幕府の公式記録「徳川実記」には、家光が30代の頃、情緒傷害のような症状を発症するようになったと書かれているそうです。

殉死(じゅんし)

従えていた君主などが死んだとき、家臣たちがその死を追って自害すること。実際に家光の死に対して、老中の堀田正盛や阿部重次らが殉死したそうです。

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