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磯山Pの撮影日記

vol.03

2012年10月22日

9月初旬
京都暮らしも1ヶ月になろうとしている。
今回、東京から来たスタッフは、ほぼ全員、撮影所近辺のウィークリーマンションに住んでいる。私やディレクター達は、MAと呼ばれる音作業や宣伝のフォローなどで、東京との往復があるが、撮影部、記録、編集のスタッフはほぼ4ヶ月近く一度も帰れない…。ホームシックも当然ですよね、本当にすいません。
1ヶ月も経つと、生活的にはそろそろ慣れた感じで、「ホットペッパーで探した美容院に行った」みたいな会話が交わされるように…。
渡瀬ディレクターは、撮影所スタッフの皆さんによく食事に連れて行ってもらっていて、スタッフ間の潤滑油的な役割も果たしてくれているようだ。
私も最初の1ヶ月は、一度も東京に帰らずに現場に貼り付くことが出来たが、ここから先は予告編集や番組宣伝など、おそらく半々くらいの生活になりそう…。
撮影は、とりあえず順調。
今日は今まで撮影したいろんなロケ地を紹介したいと思います…。
1話にあった、明慧と有功が川原で大名行列を見る、というシーンは、木津川の流れ橋というところでロケしている。素晴らしく絵になる場所だが、最終的にあのシーンが撮影できるまで、3回も雨で中止になった。なぜか、一度雨で中止にしたシーンは何度も中止になる…なぜだろう?流れ橋は、豪雨になると文字通り流れてしまうらしく、ワイヤーで橋の部品(?)が止まるように出来ているらしい…(肉眼で見たことはないが)。まったく日陰のないところで、真夏に撮影するには過酷すぎるロケ地だった…。
2話で有功と村瀬が話す廊下のシーンと3話で有功と玉栄が猫を探すシーンは清涼寺。桂昌院が寄進したということなので、縁ある場所で撮影できてよかった。終わった後に玉栄にそのことを言ったら、すごく驚いていた。
3話で有功と上様が話すシーンで使わせていただいた庭園は、金戒光明寺。
上様がお小姓姿で逃げてくるシーンでお借りしたのは、梅宮大社。どちらも美しい緑の庭園が素敵だが、夏の盛りの撮影だったため、死ぬほど蚊が多く、毎日平均10箇所以上刺される毎日だった。スタッフも「マイ虫除け&マイ虫刺され」を携帯しているのだが、全然効かない。カメラマンの脚は虫除けスプレーで毎日白く粉を吹いていた…。

今回は、京都近郊の様々な名所旧跡で撮影させていただいている。どこに伺っても、趣のある、閑静な場所で、東京にはないロケ地ばかりである。
そんなシーンごとの背景も目を凝らしてご覧くださいー。

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