飯田Pの『極めて憂鬱な日々』|TBSテレビ:金曜ドラマ『わたしを離さないで』
金曜よる10時放送
« HOME- [92] 2016.3.18 Fri. 14:10 晴れ
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いよいよ、
今夜10時、
「わたしを離さないで」
最終回の放送である。
放送まであと8時間弱・・・大輔そしてあと、
およそ9時間で、
全てのフィナーレを迎える。
チーム「わたしを離さないで」
解散の時も刻一刻と近づいている・・・そんな今日も、
それぞれがそれぞれの、
放送に向けた作業やら何やらをやっている。
ギリギリまで作業は続いていく模様である。何故かポーズをとる制作部小原ほっ。
現在、14:10・・・
無事、最終回の放送テープの納品を終え、
僕はスタッフルームにて、気持ちを落ち着かせている。満面の笑み番組を「放送するため」の作業は、
全て終わった、そんな状況である。
ここからは、
番組を「見てもらうため」の作業を、
放送開始ギリギリまで、
熱く、冷静に、やっていく所存である。
広報部の皆様も、
チーム「わたしを離さないで」としての
最後の作業を、共に、熱く、冷静に、やっていただければと思っている。
さて・・・
「始まりがあれば終わりもある」
とはよく言ったものであるが・・・
始まりはいつだったのだろうか・・・?
思い返すと、
僕の始まりは、
2014年6月であったと記憶している。
原作者のカズオ・イシグロさんに許可を頂くための、
アプローチを開始したのがこの時である。
そして、1年後の2015年6月、
来日したイシグロさんにお会いし、
快諾頂いたのである。
その後、
脚本作業、
キャスティング作業、
そして、スタッフが合流し、
更には、ロンドンにまで行き、
撮影が始まり、
編集が始まり、
放送が始まり、
そして、終わりを迎える・・・
思えば、2年近くもの歳月が経とうとしている。
構想からは3年にもなろうとしている。
関わった全ての人が、
始まりは様々ではあるが・・・
今日、終わりを迎える。
このドラマが、それぞれにとって、
胸に深く刻まれる記憶となることを祈っている。
ほっ。
一昨日のMA後のことである。
熟練演出家の健さんがこんなことを言っていた。
「この歳になると、演出家として、どんな終わりを迎えるのがいいか、と考えるんだよ。そんな時に、しかもこの時代に、このドラマが出来て良かった」
恭子、友彦、美和たちの人生に重ね合わせ、
そう呟いた健さん・・・
後輩として、とても眩しく見えたのを記憶している。
そして、
関わった人々、
見てくれた皆様が、
「このドラマに触れられて良かった」
そう思える最終回になることを願っている。それでは、
最終回まであと7時間・・・
広報部のみんな、最後の普及活動、よろしくお願いいたします!!!それでは!!!
追伸・・・
結局、
溢れる想いというのは・・・
言葉にするのは難しいということで・・・
また改めて、
感謝の気持ちを伝えられたらと・・・
さぁ、
放送まで・・・
もう少し、あと少し・・・