水戸黄門大学

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パナソニックドラマシアター水戸黄門 40周年第40部記念 スペシャルコンテンツ



うずまさ通信

/撮影所で働く、こだわりの職人さんたちをご紹介します

File.4【結髪(けっぱつ)】

福本 るみ(ふくもと るみ)さん

「結髪」と書いて「けっぱつ」と読みます。文字通り髪を結うのがお仕事。
時代劇は、この結髪さんなくしては始まりません。
そして福本さんは、その腕とギャグのセンスがキラリと光る大ベテラン。「顔写真を撮らせて」とお願いしたら「今日は、ええ方の顔をウチに置いてきたわ。沢口靖子ばりとかいろいろなパターンがあるんやけど、残念やわぁ」とにっこり!
結髪の仕事(1)

私がやるのは、女の人とミスターレディの髪だけ。男の人はやりません。昔から男女で分かれてるんですよ。
結髪の中でも、こうやって髪を作って俳優さんの頭に乗せる“部屋担当”と、撮影現場に行って俳優さんの髪をきれいに整えたり、逆に汚したり(乱れさせたり)のニーズに応える“現場担当”がいます。
私は、東野さんの頃に現場付きで入って、由美さんがレギュラー出演するようになった(第16部)頃から部屋で作っています。
現場の方も意外と大変なんですよ。撮るのは台本の順番通りじゃないから、常にシーンのつながりを考えないといけないから。
結髪の仕事(2)

かつら屋さんから届くのは、土台となる枠に毛が張ってある状態(ホントにヘッドギアのような型枠に50cmくらいの髪がたれているだけ)。もちろん本物の毛だから、少しクセもあるし白髪も混じっていたり。それがシャンプーしたての状態で届くのね。
それに鬢付け油(びんつけあぶら)を付けて、アイロン(卓上電熱コンロで熱したコテ)でクセをとってから、役に合わせ結っていくんです。
油は硬さによって番号がついていて、髪を作っていく段階で使い分けます。付けすぎると自然な柔らかさが出ないし、足りないと腰が出ない。時にはバサバサの髪型も要求されたりするから、この仕事で鬢付け油はすごく重要。
髪型のこと
かつらには「全がつら」と、自分の髪を生かす「七分」の2つがあります。
加賀さんや由美さんは「全がつら」。
倉敷ロケの時もそうだったけど、若いお嬢さんたちは「七分」が多い。
フィルムからビデオに変わってからは、やっぱり生え際が自然に見える「七分」の需要が増えました。
髪を赤く染めている俳優さんの場合は、かつら屋さんにも「赤っぽいものを」って注文するんです。あと、年配の方だと「量は少なめで」とかね。
かつらとメイクと衣裳の関係

『水戸黄門』を含め一般的な時代劇は、お化粧をしてから頭を乗せ、着物を着るという順番。
でも、NHKの『利家とまつ』のようなおさげの場合は、頭が最後なんですよ。
かつらの形によって襟足(えりあし)の部分をどうするかなど、作業上お互い密接に関わってくるんです。

結髪さんたちが可愛がっているサリーちゃん。
福本さんによると
「無遅刻無欠勤で、彼女は誰よりもこの撮影所が好き。最初ここに来た時は私よりも若かったのに、いつの間にか追い越してすっかりおばあちゃんになっちゃった」
と目を細めてました。
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