水戸黄門大学

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パナソニックドラマシアター水戸黄門 40周年第40部記念 スペシャルコンテンツ



うずまさ通信

/撮影所で働く、こだわりの職人さんたちをご紹介します

File.1【美粧(びしょう)】

中野 進明(なかの しんめい)さん

“美粧(びしょう)さん”とは、現代劇でいういわゆるメイクさん。役者さんに時代劇用のお化粧をして、カツラをつけるのがお仕事。
中野さんは、50年近くこのお仕事に携わっている大ベテランなのだ。黄門様も初代の東野英治郎さんから代々お付き合いがあると聞き、舞台裏での素顔なんかもバッチリ教えてもらっちゃいました。
写真の笑顔の通り、とっても優しい仕事人なのデス。ちなみに中野さんが持っているのは次郎坊のカツラです。
時代劇メイクのポイント

この仕事を始めたのは昭和29(1954)年。映画、テレビ、舞台、さまざまな作品に関わってきましたね。
映像の場合、フィルムかビデオかの違いでドーラン(スティック状の劇用ファンデーション)の色も変えるんですよ。今の『水戸黄門』のようなビデオ映像はフィルムに比べて赤い色が強く出るから、赤味を抑えたものを使うんです。
レギュラーの方はだいたい色のナンバーが決まってるんだけど、話の流れで日焼けしてる時なんかはちょっと濃い色を使ったりね。
死んだ人用の色も、ほらちゃんとあるんだよ(と言って見せていただいた色は、確かに赤味のまったくない黄土色)。
カツラをのせる前につけるのが羽二重(はぶたえ。薄い布に黒のテープがついていて、これでまず髪の毛を覆う)。この羽二重と肌との境目がわからないようにドーランを塗り、たたき(白い綿の布を水で濡らしたもの)でポンポンと色をなじませていくんです。
あと、汚れや血なんかは、ライニングカラーで色をつけて、それっぽく見せる。まさに顔はキャンバスだよね(笑)。
時代劇が初めての女優さんは、顔立ちに合った眉毛を描いてあげたりするけど、慣れた女優さんは自分でほとんどメイクをしています。
お化粧はとる時がけっこう大変。一般のクレンジングとは違って、コールドクリームや専用ベンジンを使ってゴシゴシやってとらなきゃいけないからね。
歴代黄門様エピソード

代々の黄門様は、みなさん個性的で面白いね。東野さんと西村晃さんはご本人の希望で楽屋でお化粧をしてたから、自然と交流も多かった。
東野さんは待ち時間によくオセロの相手をしたなぁ。
西村さんは音楽が好きで、カンツォーネやクラシックをよく聴いていた。イタリア語をマネて、にわかオペラを歌ったりしてね(笑)。すごく明るい方でした。
佐野浅夫さんとは、ここ(共有のメイク室)でいろいろ話したし。
石坂さんは、時々お惣菜を持ってきてくれるんですよ。料理がすごくお上手でね、食材も自分で買い出しに行くらしい。ニンニクがたっぷり入ったキムチの白菜付けなんかすごくおいしかったなぁ。
そんな感じで、もう何年も役者さんの顔をやりながら、鏡越しにいろいろな話しをしてますよ。それが楽しいんだよね。
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