2017年9月　はまじのアレコレ

〜“フェアリー”からのプレゼント〜

この本は、私が何年もお世話になっていた「LEE」の担当の方から最近いただいた本で。
7年くらい一緒にやってて、いつも素敵なお菓子を差し入れてくれる方で。
原田知世さん似で、フェアリーみたいな人なんだけど、先日異動になってしまって。

最後の日に「お世話になりました！」って仲良しのスタッフ一人一人に
文庫本をプレゼントしてくれたの。
一人一人を思い浮かべてその人のイメージで選んだ本を
紅茶とセットでプレゼントしてくれたの。
アウトドア好きのスタイリストさんにはスポーツ系の本、みたいに。
すごいシャレてるよね！

で、私がもらったのが「八朔の雪 −みをつくし料理帖」という小説。
「はまじさんはお料理が好きでおいしい物も好きだからこういう本が好きなんじゃないか」って選んでくれたんだって。
その人を考えながら選んでくれたっていう実感がすごい嬉しかった！

NHKのドラマにもなった本なんだけど、
丁稚奉公だった女の子が江戸の蕎麦屋に再就職して
繁盛させようと一生懸命レシピを考えおいしいモノを研究するっていう話。
関西出身の子だから、
お味噌の白とか赤とかの問題で「江戸っ子の口には合わねえ」って言われたり
だしもカツオなのか昆布なのかとかで全然違うから、最初悩んだりするんだけど
みんながおいしく食べられるように研究する話で、すごいおもしろいの！

今、半分くらい読んだんだけど、読んでるとお腹がもう、ぐーぐー鳴るの！
一番最初に出てきたのが、カキの土手鍋で。
関西には白みその土手鍋があるらしいんだけど、
気性の荒い江戸っ子は、「カキをそんな風に煮たらもったいねえ！」とか言って
お金を投げつけて店を出て行っちゃったりするの。
「どっちでもええやん！おいしそうやん！私が食べるよ〜！」
って思いながら読んでた。ほんと全部おいしそうなの〜！

まだ子供が小さいから、最近は読書する時間がなかなかなかったんだけど、
最後まで読み終わっちゃうのがもったいなくて
寝る前に1〜2ページずつ毎日読み進めようかなって。

フェアリーからの素敵なプレゼントでした。