福島出身のタレント・なすびは、東日本大震災の発生以降、ふるさと・福島を応援する活動を続けている。 「直接的な支援はできなくても、間接的な応援はできる」 その思いで、これまで3度のエベレスト登山に挑戦し、震災発生から5年、新たに、青森・八戸市から福島・相馬市までの被災地沿岸部約900キロを歩く「みちのく潮風トレイル」を始めた。 福島だけでない、被災地の復興はどうなっているのか。自分で見て、聞いて、感じた、被災地の今を、フェイスブックに投稿し、発信していく。 「歩いて来てくれてありがとう」― 足を運んだ先々でかけられる、感謝と応援の言葉。 懸命に前を向きながら歩み続ける被災地の人たちとの交流の中で、「今なら出来ること、今からできることがたくさんある」と身に沁みて感じた。 なすびの笑顔が、被災地の人たちを笑顔にし、フェイスブックを通じ、応援の声を広げていく。 地味でも地道でも、それが自分にできること、自分にしかできないことだと気づいた。 そして、今度こそ、世界最高峰の頂から叫びたい。「東北に元気と勇気、夢と希望を」と。
ディレクター:伊東康(TBSテレビ報道局)
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