放送内容
今年7月、世界遺産になったばかりの「飛鳥・藤原の宮都」。のどかな田園が広がる飛鳥一帯は日本のはじまりの地。天皇を中心とした古代国家がここで誕生した。里を歩けば1400年前の宮殿跡や王家の墓が静かに佇み、巨大な古墳や謎めいた石たちが古代の息吹を伝える。草地の下に眠るのは、はじまりの時を刻んだ遺跡たち。今回はいまだ謎も多い飛鳥・藤原2つの都をご紹介します。
石の都
かつて「石の都」と呼ばれた飛鳥には、多くの石造物が残されている。形や大きさはさまざま、何のために作られたのかわからないものも多い。中でも最もよく知られる石舞台古墳は、その名の通り古墳の一部だった。周りを覆っていた土が失われ、現在の姿に。

3つの日本最古
飛鳥時代に建てられた日本最古の寺院、飛鳥寺には3つの日本最古が残されている。お堂の屋根を守る瓦、柱の下に敷き、根元が腐るのを防ぐ礎石。そして、お堂の主である大仏さま。焼け落ちたことがあるものの、右手と顔の一部は造立当初のままである。

高松塚とキトラ
1972年に壁画が発見され、日本中に古代史ブームを巻き起こした高松塚古墳。1983年に壁画が発見されたキトラ古墳。2つの古墳に共通して描かれたのが、青龍、朱雀、白虎、玄武という4つの方角を守る霊獣たち。彼らは日本誕生の瞬間も見守っていた。
