放送内容
シアンカアンは東京都の2.5倍もの広さを誇る広大な自然保護区。カリブ海に面し、ビーチや浅瀬のラグーン、湿地などさまざまな表情を見せる。内陸にはメキシコのユカタン半島に特徴的な地形「セノーテ」という泉が点在。その数3000ともいわれる。セノーテは水中洞窟で繋がっているが、その全貌はいまだ分かっていない。今回はマヤ文明の生贄の人骨が見つかった水中洞窟を撮影、その謎に迫る。
神秘の地下世界へ
シアンカアンにいくつも点在するセノーテ。その地下には驚くほどの透明度を誇る水中洞窟が網の目のように広がっていて、それぞれのセノーテが繋がっている。調査を進めると水中洞窟はさらに海までつながっていた。
カリブ海の珍獣
海洋生物が豊富なシアンカアン。カリブ海沿岸にすむ珍獣が哺乳類のマナティである。あの人魚伝説のモデルとなったといわれる。シアンカアンはマナティの食べ物である海草が豊富で、おだやかな浅瀬が広がっている。周辺には100頭ほどが生息している。
マヤ文明の聖なる泉
ユカタン半島を中心に栄えたマヤ文明はセノーテを聖なる泉と考えた。セノーテの1つに潜ってみると、水中洞窟に人骨らしきものが見つかった。それは生贄となった人の骨。水中洞窟にいったいどうやって生贄を運んだのか?