特集

国民的お祭りが行われる世界遺産の街

THE世界遺産ディレクター取材記

THE 世界遺産では、5月13日と次週20日の2週に渡って、世界遺産がある街で行われる、2つの国民的なお祭りに焦点を当てました。1週目の世界遺産は、スペイン「バレンシアの絹取引所」。2週目はブラジル「オリンダ歴史地区」です。放送に先立ち、バレンシアを取材した柳沢ディレクターと、オリンダを取材した江夏ディレクターの2人にお話を聞きました。

スペイン三大祭り

セビリアの春祭り

セビリアの春祭り

牧畜の野外市を起源とする祭り。大通りには、色とりどりの電飾などで飾られた「カセータ」というテントが何百と立ち並ぶ。女性は色鮮やかな民族衣装、男性はつば広帽を被り、フラメンコの音楽にあわせて踊る。
文化遺産:セビリアの大聖堂
セビリアの春祭り
セビリアの春祭り

パンプローナのサン・フェルミン祭

別名「牛追い祭り」。闘牛関係のイベントが大々的に行われる。中でも、市街地に放たれた牛を闘牛場へ追い立てるイベントが有名だ。毎年けが人が続出する、ハードな祭り。
セビリアの春祭り
バレンシアの火祭り

バレンシアの火祭り

「ファリャ」という人形を燃やして春の訪れを祝う祭り。毎年3月15から19日にかけて行われる。19日の22時ごろからまず子どもの小型ファリャに火が放たれ、0時〜順に大型ファリャに火が放たれる。
文化遺産:バレンシアの絹取引所
バレンシアの火祭り

ブラジル三大カーニバル

オリンダのカーニバル

オリンダのカーニバル

三大カーニバルの中でも、特にアフリカ色が強く異国情緒あふれる雰囲気。さとうきび産業の労働者から生まれた「マラカトゥ」と呼ばれる踊りや、傘を持って跳びはねる「フレヴォ」、巨大人形が練り歩くパレードが特徴だ。
文化遺産:オリンダ歴史地区
オリンダのカーニバル
リオデジャネイロのカーニバル

リオデジャネイロのカーニバル

元々はキリスト教のカトリックの儀式で、毎年2月〜3月初めの土曜日から火曜日までの4日間行われる。世界最大の見世物の一つとされるパレードでは各グループがサンバの踊りと音楽で表現力を競いあう。
リオデジャネイロのカーニバル
サルヴァドールのカーニバル

サルヴァドールのカーニバル

サルヴァドールで2月に開催されるカーニバル。毎年テーマが決められ、各チームが表現力を競う。各チームはトラックを改造したステージでパレードする。そこで売られるTシャツを買った観客はパレードに参加可能。
文化遺産:サルヴァドール・デ・バイア歴史地区
サルヴァドールのカーニバル