特集

人類の傑作10選 & 地球の絶景10選

人類の傑作10選

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アテネのアクロポリス
Acropolis, Athens
文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
ギリシャ 1987年登録

遺産概要

アクロポリスとは、古代ギリシャの都市国家のシンボルである小高い丘のこと。アテナイのアクロポリスは、古代ギリシャを代表する4つの建築、パルテノン神殿、プロピュライア、エレクテイオン、アテナ・ニケ神殿を有することで知られる。ギリシャ神話の女神アテーナーを祀ったパルテノン神殿は、紀元前447年から431年にかけて建設された、荘重なドーリア式の代表的建造物だ。

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ラヴェンナの初期キリスト教建築物群
Early Christian Monuments of Ravenna
文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)
イタリア 1996年 登録

遺産概要

5世紀初頭から6世紀末にかけて建設されたラヴェンナの初期キリスト教建築物群の多くには、大理石や、ガラスなどで表現された美しいモザイク画がある。同時代のモザイク画は、ほかではほとんど現存しておらず、大変貴重な史跡となっている。

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ランスのノートル‐ダム大聖堂、
サン‐レミ旧大修道院及びトー宮殿
Cathedral of Notre-Dame,
Former Abbey of Saint-Remi
and Palace of Tau, Reims
文化遺産(i)(ii)(vi)
フランス 1991年 登録

遺産概要

ランスのノートル=ダム大聖堂は、隣接するトー宮殿、市内の聖レミ教会堂とともに1991年に、世界遺産に登録された。歴代のフランス国王の戴冠式が行われた。過去に火災で焼失しており、現存しているものは13世紀に建築されたゴシック調のもの。

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ヴェネツィアとその潟
Venice and its Lagoon
文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)
イタリア 1987年 登録

遺産概要

潟の上にあるヴェネツィアは「水の都」と呼ばれており、100以上の島々が、400の橋と、150以上の運河で結ばれている。それらの橋や運河に加え、「サン・マルコ大聖堂」などの歴史的建造物も多く残っているため、文化遺産として登録された。なお、文化遺産への登録基準を6つすべて満たしている。

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イスファハンのイマーム広場
Meidan Emam,Esfahan
文化遺産(i)(v)(vi)
イラン 1979年 登録

遺産概要

イランのイスファハン州の州都にある広場で、「イマーム・モスク」や「アーリー・カープー宮殿」といったイスラム様式を代表する建築物がある。これらは青を基調としたアラベスク模様のタイルで覆われており、その美しさから「ここには世界の半分がある」とも言われたほど。

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デル・モンテ城
Castel del Monte
文化遺産(i)(ii)(iii)
イタリア 1996年 登録

遺産概要

デル・モンテ城は、イタリア語で「カステル・デル・モンテ」と呼ばれ、「山の城」を意味する。丘の上にぽつんと建つ城で、建物や中庭、小塔などが黄金比を用いた八角形の平面で構成されているのが印象的。この城は軍事用ではなく、別荘などに用いられたと考えられている。

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姫路城
Himeji-jo
文化遺産(i)(iv)
日本 1993年 登録

遺産概要

姫路城は、現在の姫路市街の北側にある姫山および鷺山に築かれた平山城。異説があるが、戦国時代前後に大名の赤松氏によって建造されたとされる。何度かの建て替えがあり、現存する天守は江戸時代初期に建てられたもの。白漆喰を用いた城壁の美しさから「白鷺(はくろ・しらさぎ)城」の別名がある。

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サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物
Historic Centre of Saint Petersburg and
Related Groups of Monuments
文化遺産(i)(ii)(iv)(vi)
ロシア 1990年 登録

遺産概要

エルミタージュ美術館は、ロシアのサンクト・ペテルブルグにある国立美術館で、世界遺産「サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」に包括登録されている。小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場、冬宮の5つの建物が一体となって構成されており、現在本館となっている冬宮はロマノフ朝時代の王宮である。

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建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群
Major Town Houses of the Architect Victor Horta
文化遺産(i)(ii)(iv)
ベルギー 2000年 登録

遺産概要

「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」はヴリュッセルで19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した、建築家ヴィクトル・オルタが手がけた邸宅群。有機的なモチーフと曲線を組み合わせる、アール・ヌーヴォーという美術運動と建築を融合させたことで有名。主な建築物としては「タッセル邸」「ソルヴェー邸」そして自身の「オルタ邸」などが挙げられる。

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シドニー・オペラハウス
Sydney Opera House
文化遺産(i)
オーストラリア 2007年 登録

遺産概要

「シドニー・オペラハウス」は20世紀を代表する近代建築物とされる。演奏および演劇用のコンサートホールやオペラ劇場、ドラマシアターなどのほか、5つのリハーサルスタジオ、4つのレストラン、6つのバーが含まれる巨大な施設。「シドニー交響楽団」などの本拠地でもある。外壁にはスウェーデン製の白いタイルが105万6000枚張られている。