特集

第33回世界遺産委員会報告

6月22日より、第33回世界遺産委員会がスペインのセビリアで行われました。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!

世界遺産委員会レポート

6月23日

昨日より始まった第33回世界遺産委員会会議。
今日から本会議が始まり、朝から晩まで会議一色の日々が続きます。
一日の会議スケジュールは、午前と午後の2つのセッションに分かれており、午前中のセッションは、午前10時から午後2時までの4時間。午後2時から1時間半の昼食休憩をはさみ、午後のセッションは、午後3時30分から8時30分まで続きます。

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右が世界遺産条約のエンブレム
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会議場には、各委員国の国旗と国連旗が掲げられています。
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年に一度行われる世界遺産委員会会議。この会議では、新しい世界遺産登録の可否が審議されるばかりではなく、既に登録されている世界遺産や、危機にさらされている世界遺産の現状の報告などもあります。

さて、世界遺産委員会について、少し説明しましょう。世界遺産委員会とは、世界遺産条約を批准している国(2009年4月現在、186カ国)から選ばれた21カ国で構成されています。今年の委員国は以下の通り。
オーストラリア、バーレーン、バルバドス、ブラジル、カナダ、中国、キューバ、エジプト、イスラエル、ヨルダン、ケニア、韓国、マダガスカル、モーリシャス、モロッコ、ナイジェリア、ペルー、スペイン、スウェーデン、チュニジア、アメリカ(アルファベット順)。

今年は27の世界遺産候補地が審議されます。年々、新登録が難しくなっている状況ですが、今年は、いくつの新しい世界遺産が誕生するでしょうか。

デスク 横手直子