放送アーカイブ

2015年10月11日放送
明治日本の産業革命遺産II

オランダの本で作った大砲工場

韮山に日本初の大砲工場が作られました。反射炉です。
迫りくる外国船に立ち向かおうとした代官が取った策は、反射炉による鉄製の大砲作り。
それは外国語の本の翻訳から始まったのです。
鉄を作ることがどんなに大変だったか、また代官が産み落としたもう一つの産物とは!?

世界一の鉄道レール作る製鉄所

鉄の国産化計画、そして鉄道網を敷く・・・明治の国作りは鉄とともに始まりました。
けれど自社工場の建物の鉄ですら自前でまかなえない初期。
100年を経た今、わずかな長さしかできなかった鉄道レールが、世界一になるまでの軌跡を描きます。

100年掘った!日本最大の炭鉱

鉄作りを支えた石炭。
日本一の産出量を誇った海底炭坑、三井三池炭坑に、明治のタイムカプセルを旅します。

非西洋国でありながら、わずか50年で近代化をなしとげた明治の日本。
その根幹となったのは動力源の「石炭」、原料の「鉄」そして世界へ漕ぎ出す「船」でした。
8県23カ所に及ぶ産業革命の痕跡。今回は日本の骨格を造った「鉄」、そしてそれを支えた「石炭」に迫ります。
そこには奇跡の物語がありました。