放送アーカイブ

2015年10月4日放送
明治日本の産業革命遺産I

100年現役!クレーンとドック

日本の産業革命を牽引した長崎造船。そこに創始者岩崎彌太郎の玄孫と訪れました。
100年現役の巨大ドックの底に入った玄孫はそこに曾祖父や明治の国づくりへの思いを見ます。
そして輸入された巨大クレーンには100年維持する日本ならではの秘密がありました。

日本一の黒いダイヤの島

日本一の質と言われた石炭の島、軍艦島へ元住民と向かいます。
鉄の扉を開け、非公開場所へ上陸。
廃墟となってしまった建物ですが、そこにあったのは過去だけでなく、未来も…。

海を渡った巨人クレーン

長崎造船の100年現役のクレーンの故郷はスコットランドでした。
100年前、海を渡って日本に来たクレーン。
その裏に海をわたったサムライたちの姿が浮かび上がってきました。

非西洋国でありながら、わずか50年で近代化をなしとげた明治の日本。
その根幹となったのは動力源の「石炭」、原料の「鉄」そして世界へ漕ぎ出す「船」でした。8県23カ所に及ぶ産業革命の痕跡。
今回はその舞台の一つ、長崎で繰り広げられた「石炭」と「船」に注目します。
長崎造船では100年現役で使われ続けるクレーンに出会います。
そこにはものつくりのDNAが宿る日本だからこそなし得た奇跡の産業革命がありました。