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2015年10月18日放送
オカバンゴ・デルタ

世界でここだけ!湿地のライオン

湿地に住むライオンがいると聞き研究者の元へ。
通常ライオンは水を嫌い足を踏み入れることはありませんが、オカバンゴのライオンは「水の中を歩く」といいます。
湿地に集まるたくさんの草食動物を狙い、ライオンは湿地で生きる術を身に付けたのです。

ゾウがつくった水の道

オカバンゴを空から見ると湿地に網目のような水路が見えます。
ボートで湿地を航行中、水の中を歩くゾウに遭遇しました。
そして水草の生える草地に入って行ったのです。
ゾウは食べ物を求めて湿地をさまよい、長い年月で網目のような水路ができました。

パピルスが育むワニの楽園

オカバンゴへ水が流れこむ上流には常に水があります。
豊富な魚を獲物にしているのがワニ。
6mにもなるというナイルワニはこの地の生態系の頂点に君臨します。
撮影隊は夜のワニ調査に同行、暴れるワニを男性二人がかりで抑えこむ瞬間を撮影しました!

アフリカの南部ボツワナにカラハリ砂漠があります。
乾期、草木も枯れ果てた季節に日本の四国に匹敵する巨大な湿地が現れます。
内陸にある湿地としては世界最大のオカバンゴ・デルタ、記念すべき1000件目の世界遺産です。
乾いた土地は水で満たされ、緑の草がいっせいに生えてきます。
水や草を求めて草食動物たちが集まり、砂漠は命の輝きに満たされます。
我々は4WD車とボートで湿地に暮らす動物たちの独特の生態を追いました。

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