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2015年10月25日放送
リドー運河

運河は世界一のスケート場

運河の北の起点は8段あるオタワロック。
オタワは稚内とほぼ同緯度にあり、−20℃を下回る冬、運河は世界一長いスケート場に変身。市民に親しまれている。
ロックも凍りつき損傷も激しいが、約15年毎に新調される。

川と湖をつないだ200km

リドー運河を進むと、自然の川や湖を航行している感覚になる。
それは元々あった川と湖を繋いだ運河だからだ。
浅瀬や急流には堰を儲け、蒸気船が航行できるようロックを作ったが、それ以外は自然を最大限に使った運河なのだ。

親子代々ロックマスター!

各ロックにはロックマスターという番人がいる。
彼らはロックの操作をする他、運河の水位管理という重要な役割がある。
かつて彼らはすぐ横の家に住み24時間体制で船の航行を見守ってきた。
親から子へと継がれる仕事だった。

カナダの首都オタワからキングストンまでの202kmを繋ぐリドー運河。
北の始点オタワの8段あるロックから運河は始まる。この8段ロックで船は25mの高低差を乗り越える。
オタワを出ると運河は自然の川を流れているような風景に出くわす。
この運河が元々あった川と湖を上手く繋いで作られた水の道だからだ。
180年以上前に軍事目的で作られた運河だが、それを守る人々に大切にされ、今も当時のままの姿を残している。

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