インタビュー|日曜劇場『ブラックペアン』

INTERVIEW

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渡海征司郎
 二宮和也さん
Q. “オペ室の悪魔”といわれる外科医・渡海はどんな人物ですか?
渡海はとても嫌な人です(笑)。主人公なら時折見せる優しさもまったくないし、とにかく嫌な人かも。そういう人なので、僕の中では渡海をキャラクター化していくほうがいいのかなと思っています。ただ視聴者の皆さんにはフラットに見せたいという思いもあるので、そこの配分は少し難しいですね。フラットな中で、すごく嫌な人なんだろうなって見えるようにしたいです。
渡海のキャラクターを作り上げていく上で、手術に対しての誠意は誰よりもなくてはいけないと思っているんです。そこだけは一番清い人でなければならないというか。普段は意地悪だったり、尖っていたり、黒い人であってもいいですが、手術室で患者と向き合った時には“神様”でいなければいけない。また渡海が普段見せない優しさや人間味を手術中に少し見せることで、「あの人、ずっと手術してくれていれば本当にいい人なのにね」って思われるといいかなと考えています。 この作品の主役は僕だけど、視聴者の皆さんが誰を通してこの作品を見ると一番気持ちいいんだろうって考えると、僕は竹内くんが演じる研修医・世良だと思っています。見る人の感情は、きっと世良と同じになるんじゃないかな。“世良から見た渡海は、こういう人でいなきゃいけない”という道筋を竹内くんが作ってくれている部分もあると思います。
Q. 外科医役を演じる上でどんな準備をされましたか?
撮影に入る前に心臓手術の見学をさせていただきました。最初は手術をしている心臓の部分ばかり見ていたんですが、途中からは先生の指示出しや周りのスタッフを見るようにして。先生が次に何が欲しいか、何がしたいかをチームがどのように共有しながらやっているのかを観察していました。手術を見るのは初めてでしたが、リーダーの先生や技術が優れている先生って、素人が見ていても不思議と分かるんですよ。それってものすごく説得力があって。その空気感はすごいと思いました。
撮影では、監督から一つ一つの動作をとにかく早くやってほしいと言われているんです。手術シーンの時は医療監修の先生がいつも来てくださるのですが、まず「この時にはこういうことをやっています」と細かい動作を教えてもらって、本番でその動きをいかに早くできるかという進め方をしています。スピードを上げていくことに一番重点を置きながら、その中での見え方を探っている感じです。
“外科結び”もかなり練習をしました。撮影の合間も家でも、何回も何回も練習して。ああいう作業はずっとできるから、全然苦じゃないんです(笑)。竹内くんとも結びのやり方についてずっと話したりしましたね。結び方が数種類あるんですが、「こっちは得意」「こっちは慣れないよね」とか。ただ竹内くん演じる世良は研修医なので、ドラマの中でも外科結びを練習している役なんですよ。ずるいんです、竹内くんは(笑)。僕はすごく早くやらなくちゃいけない役だから大変。でもたくさん練習したおかげで、今は相当速くなったと思いますよ。
Q. 現場の空気はいかがですか?
現場はとても居心地がいいです。一緒のシーンが一番多いので、竹内くんと話していることが多いと思います。と言っても次の日には忘れているくらいの他愛もない話をしているだけですが(笑)、そんな時間が楽しいです。撮影の合間に緊張から解き放たれますし、皆さんとお話ししながらいつも通りのテンションで過ごしています。あとは、竹内くんと孝太郎くんがいると現場がこんなにもさわやかになるんだなって(笑)。2人のおかげで、現場にはいつもさわやかな空気が流れています。
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