インタビュー

木曜ドラマ劇場『ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜』#10・最終回 6月18日 よる9時〜放送

大島優子さん インタビュー

(※このインタビューはクランクイン直後の3月中旬に行われたものです)
─台本を読んだときの感想
最初に台本を読んだ時は、専門用語が多く、警察の仕組みもヤクザの仕組みも詳しくなかったため、自分の中で消化できなかったんです。まずは仕組みから勉強しなければと詳しい方に教えていただいて、それを踏まえて台本を読み返すと、ものすごくスピード感のある本だなと思いました。植田プロデューサーや堤監督の作品は『SPEC』もそうでしたけど、想像を超えたものが完成するので『ヤメゴク』もどのような映像になるのか、とてもワクワクしました。
─大島さん演じる永光麦秋に関して
麦秋に関しては、常にローテンションなので、私自身と対比してどんなギャップが生まれるのかなと期待と不安の両方を感じました。あまりにも自分とはかけ離れている人物で、共感できる部分が全くなかったので、麦秋をどう演じればいいんだろうと戸惑いがありました。そんな不安を抱いていたら、植田プロデューサーが「麦秋の参考にしてください」と『ニキータ』、『緋牡丹博徒』、『攻殻機動隊』、『ブシドーマン』の4作品のDVDを貸してくださったんです。それを全部見て参考にさせていただきました。
あとは、堤監督から“眼光で芝居をして欲しい”と言われたので、目の動き、目の表情を大切にしながら集中してやっています。麦秋は冷静沈着、ローテンション、血が通っているのか分からないような人。でもアクションになると、人が変わったような見え方もすると思うので、まともな人ではないなと思います。
─こんな人はいない?
いないと思います。麦秋の無情さというか、感情をどこかに置き忘れてしまったような姿がそう思わせるのかも知れません。けれど、麦秋を私が実在させなければならないので、きちんと作り上げなければと思っています。
─先ほどアクションの話がでましたが、実際にやってみていかでしたか?
人を殴るって恐怖じゃないですか。怖いしい、痛いし、相手に申し訳ないという気持ちが大きくて、1度だけお稽古をしたのですが、最初は本気で出来ないかもと思いました。けれど練習を重ねていくうちに、ここで打ったらここに返ってくると要領を掴むことができたので、そこからは楽しくなりました。実際の撮影では集中しすぎて自分でも驚くほどの力が出ました。麦秋のアクションに関しては流儀があるわけでないので、やれることをやりたい、どんどんレベルアップしていきたいと思っています。出来れば最後までスタントさんに頼らずに自分でやり続けたいです。屈強な男たちを投げ飛ばして快感でした(笑)。
─麦秋のビジュアルが独特ですね
そうですね。麦秋は常に喪服なんです。人ってその日の気分によって服装を変えると思うんですけど、麦秋はいつも喪服。それが彼女の闇を示す大事なポイントのひとつだと思います。髪の毛に関しては堤監督から「真っ黒にして左目を隠してほしい」と要望がありました。実際に演じていて感じたのですが、左目を隠すと右目で一生懸命見ようとするんです。五感を研ぎ澄ませようとする意識に向かうので、そこは麦秋の怖さを表現する上で必要なことだったと思いますし、堤監督のアイデアは素晴らしいなと思いました。
─麦秋のことをどう思いますか?
麦秋って、死に神みたいですよね。「無表情で」と堤監督から言われたので気配を消した芝居をしていると、麦秋が人間じゃないように感じてしまう瞬間があるんです。麦秋は心なのか何なのか、具体的には分からないのですが、何かが欠けている人だと思います。
─バディとなる三ヶ島翔を演じる北村一輝さんの印象はいかがですか?
とても存在感があり、演じる役によって、様々な表現ができる方だなと思っています。セリフを一言発するだけで、それが面白くなったり、かっこよくなったり、シリアスにもなったりするので。SPECではおどけた役だったりと、いろんな役をやられているので、今回のヤメゴクで、どういうキャラクターを新しく作られるのか、それが楽しみでしょうがないです。
─最後に意気込みをお願いします。
麦秋は、冷酷で無情な人。最初は全身全霊をかけてやろうと思っていたのですが、今はそうではなく“大島優子を殺してやっている感覚”が強いです。大島優子としては全てを出し切る気持ちでやっています。皆さんの印象に残るキャラクターを作り上げていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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