十倉の名言

# 10

この講義もいよいよファイナル。
男からプロポーズを引き出すダメ押しの一手を教えてやろう。

それは…

『エージェント理論』!

今どきの男性は『結婚』に対して腰が引けているというか、警戒心が強い。
のでお母さんにぜひ「エージェント」を。

説明しよう。
それは、「彼氏と自分の家族を面会させる」ということ。
理由はもう何でもいい。
「お母さんがアンチエイジングの一環として若い男に会いたがっている」でも、
「お母さんと相撲取りたいんだけど、行司がいなくて」でも、
「お母さんがカラオケでよくglobe歌うからマーク・パンサーの部分担当してもらえない」でも何でも!
つまり一緒に食事をしろ。

そして、いざ食事をする日。
彼氏に会ったらまずお母さんにはムスっとしてもらえ。
お母さんは彼氏に対してハラワタ煮えくり返ってる。自分の愛おしい娘に、プロポーズしない、煮え切らない男という設定だ。

そしてお母さんはお酒の勢いもあってこう言う「あなた娘のことどう思ってる?責任とる気あるの!?」「責任…といいますと?」

ここで大事なのはあくまでもお前は「別に結婚は今すぐじゃなくてもいい、彼を困らせたくない」というスタンスを保つこと!
そこですかさずお母さんは、机を叩いて怒る!
「…そんなの関係ない!海の男はね、夜通し漁に出てマグロ捕ってきて、それを持ってプロポーズしたかと思ったら、次の日またすぐ漁に行ったもんだよ!」これくらい意味がわからないほうが迫力がでる。




それから、ぜひ婚活で取り入れて欲しいのが

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これほどのルックスに恵まれながら俺は、意外だろうがモテない暗黒時代があった。

その暗黒時代。
勇気を出して告白してはフラれ、またフラれ。

だがある日気づいた。
フラれた後のほうが「付き合って欲しい」という言葉を会話に投げ入れやすい。まるでサッカーのロスタイムに怒涛のシュートを放つが如く。「俺、この一週間でかなり成長したけど付き合わない?」とか「じゃ、もし俺が勝ったら付き合ってもらうってことで」とか。あくまでも冗談っぽく、そういうキャラになれば、半永久的に相手を口説ける。

例えば、鼻歌でさりげなく結婚ソングを聞かせる。
例えば、デートの待ち合わせ。「今、駅。すぐ行きます。近くのショーウィンドウでも見ながら待ってて」とメールで連絡しつつ、待ち合わせ場所のそばにはブライダルフェアのディスプレイが。
例えば、デートの最中「どっか行きたいところある?」と聞かれたら「じゃあ、ちょっと区役所寄ってく?」

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などと、「結婚」をギャグにしろ。

というのも男は、本音を冗談でコーティング出来る女をすごくかわいいと思うし、さらにこんな事を言う女に本当にプロポーズしたらきっと喜ぶだろうなあ、と想像し始める。
通常ならNGワードとされる「結婚」をあえて会話に放り、粘り強く男を「結婚」へと導く。
それが…最強の婚活理論、「ロスタイム理論」だ!!


俺のアドバイスはここまで。
今までよく頑張ったお前に…

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