インタビューINTERVIEW

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徳井義実さん桜井洋介 役

Q、台本を読んだ感想

素敵なドラマを作る大好きなチームなので、最初から不安はあんまりなかったんです。お任せしておけば絶対良い物が出来るだろうと思っていましたので。
読む前は“恋愛理論”がベースになってるので、それがどういうものなのか、どうなんかな?って思っていたんですけど、一つ二つ見た瞬間に「あ、これやったら絶対大丈夫やな」「面白いものが出来るんやろうな」って思いましたね。それぞれの理論がすごく秀逸なんですよね。いち男性として、台本を読むたびにまさに「そうそう!」の連続です。

僕は常々、女性の恋愛相談は女性にするんじゃなくて男性にせなあかんと思ってるんですよ。女の人が恋に悩んで、女の人に相談するからおかしなアドバイスになって、あさっての方向にいっちゃうんですよ。男に相談しないといけないんで、このドラマは男性である水野(敬也)さんのアドバイスになっているから、すごく効果があると思いますよ。
僕も多少女性に恋愛相談されることがありますけど、「え?男ってそうだったの?」って言われますね。結構、男に対する誤解が多いんです。

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Q、演じる『桜井洋介』について

橘みやびさんが高校時代に憧れていた人の役で、もう吉本興業始まって以来の快挙ですよ。お笑い芸人やっててこんな役、なかなかいただけないので、こんな名誉なことはありません。親も喜ぶやろなって思ったし。 ただやっぱりプレッシャーはありますよね。見てる人が「中谷美紀さんがこいつ好きになるか?」って思われたら終わりやと思うんで、何とかそのラインを守れるようにと極力爽やかめに、高校時代の憧れの人にふさわしくなるよう、極力近づけるようには頑張ってきたつもりなんですけど…。

Q. 役作りはされましたか?

役作りがどういうものなのかよく分かんないですけど、役が今まで仕事ばっかりやってきた40歳の独身男性、結婚に少し躊躇っているって、ほぼ自分なんで。項目だけ見ると全部当てはまってくるんで、等身大でいけた部分が多かった。でも、やっぱりどうしても芸人なのでリアクションが大きくなってしまうので、そこは押さえながら、あくまでも“憧れの人”っていうのを意識してやりました。

Q. 監督からはどのように演じてほしい、という要望はありましたか?

かっこつけるわけでもなく、かといっておちゃらけすぎない二枚目半の、いわゆる「学生時代にクラスで人気やった爽やかで元気な男の子」のイメージです、って事はざっくり言われました。

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Q. 主演・中谷美紀さんの印象

美しいですね。顔と顔を見合わせるシーンがちょいちょいあるんで、その度に「きれいやなあ」って思ってます。
お芝居が素晴らしいのはもちろん、撮影の合間も気遣いが本当にすごくて。スタッフさんに対しても、僕らみたいな演者に対してもそうやし、細かいところの気配りがすごくて。女子力が高い…じゃないな、人間力が高いんですよね。

Q. 印象に残ってるシーンは?

これ、まさに昨日の夜のロケでの出来事だったんですが、撮影が終わってロケバスに帰っている時にふと見たら、俺チャック全開やったんですよ。チャック全開のまま撮っていたみたいで。でも皆さんが撤収始めてるしやばいな、でもとりあえず言おう、と思って一応お伝えしまして。チェックしましょうってことになってモニターでチェックしたら、ま、ハッキリと開いてんのが見えてましてですね…(笑)。「なんとかします」と言ってくださったので、O.Aではなんとかなっているとは思うんですけども、いい歳して恥ずかしかったですね。

Q. 視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします

このドラマ、とても面白いです。学生時代好きだった人に対するドキドキ感やキュンとする気持ちって誰しもあると思うんですけど、そういうところと恋愛理論を“ドーンっ!”と出していく面白い部分のバランスがすごく良い。一大エンターテイメントに仕上がってると思います。
女性が見ると「ああ、男ってそうなんだ!」みたいな目からうろこみたいなことがたくさんあると思いますし、男性が見ると「そう!俺たちそうなんだよ!」って思えると思います。ぜひ楽しんでご覧になってください。

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