インタビューINTERVIEW
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瀬戸康史さん橋本諒太郎 役
Q、台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
ストーリーとしては、ものすごく面白く読みました。役的なところを言えば、僕が演じる橋本諒太郎は“フェアリー男子”と呼ばれているのですが、本当に掴みどころがない男で、「ここはどういう気持ちなんだろう」と感じる部分がいくつもあって、そのたびに何度も読み返したりして。難しい役ですね。
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Q、諒太郎はご自身とはかけ離れたタイプですか?
そうだと思いますね。中谷さんも僕のことを「九州男児っぽいね」とおっしゃって下さるんですが、自分自身割と男っぽいタイプで、“フェアリー”とは違うところにいると思っています。周りにもフェアリーなタイプがいないですし…。ですから一つのセリフごとに監督と話し合うぐらい難しくて、計算して演じないといけない部分はたくさんありましたね。すごく悩みながら、探りつつ演じています。
Q. そんな中でも、諒太郎に共感する部分はありますか?
年上の女性に魅力を感じる時があるというところかな。自分より、恋愛にしても何でも人生経験が豊富ですし、年下であっても僕より精神年齢が高い人に惹かれてしまうので、そこは分かる気がします。ドラマを見て下さる男性の皆さまも、僕と同じような感覚を抱く方が多いのでは?
Q. 役作りはされましたか?
セリフを読んだときの感情とは逆で表現してみたりということなどに挑戦しました。「そこ笑う?」みたいなのが“フェアリー”な気がします。他の人とは違う感覚を持っている人間というのかな。「そのセリフ、そんなサラッと言うんだ」って。他にも細かいところはたくさんあるんですけどね。
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Q、撮影エピソードを教えてください
とにかく寒かったですね!冬に春夏の服を着てやる仕事はありますけど、年を取ってきたのか(笑)寒さに耐えれなくなってきましたし、僕はオーガニックカフェのロケが多いんですが、僕がいる日だけめっちゃ寒いんですよ!スタッフさんから『さむ男』(=寒さを運ぶ男)ってあだ名を付けられるぐらい、本当に寒さとの戦いでした。
それから、役でこんなに女性と触れたのは初めてかもしれないですね。 こんなに距離が近いのは初めてかも。ドキドキしました。
Q. 主演・中谷美紀さんについて
色々な所で、ものすごく助けていただきました。お会いする前はとてもおキレイですし、知的な方ですから口数が少ないのかなと勝手に思っていました。年齢も離れているので、どうお話させていただいたらいいのだろうって気持ちは正直あったんですけど、中谷さんから話しかけて下さったり、ツッコミを入れて下さったり(笑)…茶目っ気のある女性だと気づいてからはすごく接しやすくなりました。
少しネタバレになってしまいますが、ドラマの中で諒太郎とみやびさんの距離が徐々に縮まってくるんですけど、中谷さんだったから本当にこのぐらいの(近い)距離も平気でいられたんでしょうね。フェアリーでいられたのは中谷さんのおかげが大きいですし、そういう意味でも感謝しています。
Q、1話をご覧になっての感想は?
めちゃめちゃ面白かったです。笑ったし、ジーンとするところもありますし、かといって視聴者の気持ちを置きざりにしているわけではなく、逆に見る側の気持ちをどんどん引っ張っていってくれる作品になっていると思いましたし、今後が気になる作品になっています。
Q、見どころをお願いいたします
1話から、みやびさんが十倉さんに「ツッコミを入れろ」とかいろんな恋愛術を習うシーンがあったじゃないですか。あれはみやびさんと同世代の女性はもちろん、僕でも使えるなと思いましたし、年齢とか性別は関係ないなと思いながら見入ってしまいました。好きな人には消極的になってしまったり探りを入れすぎてしまったりするのが日本人だなと思うので。
十倉さんの技はなかなか使えないですが、これを知っておくだけでも好きな方との距離が縮まったり結婚へ向けての大きな一歩になったりするんだなと、男性の僕でも勉強になるところがたくさんあるドラマですので、女性はもちろん男性の皆様にもぜひ見ていただきたいなと思います。