毎週金曜よる10時
僕は宮藤官九郎さんの書く脚本に憧れていて、“いつか出演してみたい!” と思っていたので、出演できることになってすごくうれしく思いました。
キャラクターがすごく魅力的だなと。ひとりひとりは凄く “おバカ” なんですけど、全体を通して見るとまとまっていて、面白くて、楽しい作品だなと思いました。台本を読んで大笑いすることってあまりないのですが、『 うぬぼれ刑事 』 はめちゃくちゃ笑いましたね。「 早く撮影したい!」 という気持ちが強くなりました。
サダメは売れない俳優なんですけど、バカで、話がつまらなくて、服装はダサくて、かなりぶっ飛んだ人物ですね。そうそう、サダメのダサい服装に関しては、「 衣裳合わせ 」 の際に宮藤さんに大まかに選んでいただきました。でも、撮影が進むごとに、「 もっとダサく出来るんじゃないか 」 と思いまして (笑)、「 Gパンをもっと短くしてみる?」 「 袖をケバケバにしてみよう 」 などと衣裳さんと相談して決めているので、楽しみにしていてください。
うぬぼれ5のたまり場である 「 バー I am I 」 でのシーンは、5人のチームワークが大事というか、会話のテンポが重要だと思っているので、合間に練習して 「 ここは早口で話そう 」 とか 「 テンポを合わせよう 」 とか、話し合いながら撮影しています。宮藤さんの書くセリフが面白いので、演じていて楽しいですね。
そうですね…。僕、宮藤さんから “顔の注文” をよくされるんです。「 もっとヘンな顔して 」 「 目を開けてビックリした顔して 」 とか。「 口あけて、もっと口あけて、もうちょっと、そこです!ぎゃははは〜」 という感じで、宮藤さんは自分で指示しておいて大笑いするんですよね。宮藤さんの笑いで勇気がわくというか、これでいいんだと思って、気持ちよく演じられます (笑)
視聴者の皆さんが 「 うぬぼれ5 」 を応援したくなるような、温かいドラマになればいいなと思っています。サダメは売れない俳優で、死体役ばかりやっているのですが、サダメの俳優人生も応援してもらえたらうれしいです (笑)