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余 田 |
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相薗さんに聞きたいんだけど今のTBSラジオはどんな会社ですか? 就職活動で来てくれた大学生に説明するとしたら、どう答える? |
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相 薗 |
難しい質問ですけど・・・制作の立場からですが、若い人を積極的に育てようというのと、出来る事は任せるぞ、という会社の姿勢はすごく感じます。あと、営業と編成が同じフロアなので、お互いに話す機会が日常的にあって、ディレクターの私にも『スポンサーさんはこう言ってる』なんて事が聞こえてくる。ラジオというものが、どういうふうに世の中に働きかけて、どういうふうにお金を稼いでいるのか、制作にいても見えやすいというのはあると思います。 |
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東 島 |
それはテレビとは違うところなんでしょうか。 |
余 田 |
そうねぇ。テレビだと、1つの番組を制作するだけでも、プロデューサー、ディレクター、AD、照明さん、カメラさん、音声さん、美術さん、衣装さん、メイクさん・・・と、100人位でやっているから、自分が全体のどの部分をやっているかわかりにくい。よく言えばチームワークで、悪く言うと分業制みたいなところがあるからなぁ。 |
東 島 |
相薗さんが会社に入って仕事してみてはじめてわかった所っていうと? |
相 薗 |
いいなと思ったのは、制作者とパーソナリティがすごく近いことです。ここまで近いとは思ってもみなかったですね。映像で捉えるものじゃないから、出演者のみなさんも緊張せずに話せるんですかね。番組の内容をどうするかに加えて、出演者の気持ちをどう盛り上げるかが大事だし難しいなと今は思っています。 |
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東 島 |
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仕事してて、ここはちょっとどうかな、と思うこともある? |
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相 薗 |
TBSラジオの中には、しっかり基本となるワイド番組がたくさんあって、スタッフも一丸となってますよね。新しいものをその番組で企画しようとした時に、経験がある人たちがたくさんいると『前例がないので』って採り入れられるのが難しいといいますか・・・こちらも経験がないので、それ以上、強くは言えないっていうのがあったりして・・・。 |
余 田 |
それはたぶんね、若い人たちの宿命であり、ある種義務でもあるんですよ。『これはもう決まっているよ』とか『やっても無理だよ』とかいわれ、それをどうやって乗り越えるか。みんなそうやって乗り越えて、番組が出来上がっていく。新しいチャレンジのために、経験のある人たちにも理解してもらえるよう努力することも、会社が発展していく必要条件だと思う。1回、1回、あきらめずにずっと続けて欲しいです。 |
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相 薗 |
がんばります!(笑) |
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