TBSラジオ&コミュニケーションズ 2007年度採用情報
Documentドキュメント衆院選特番
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2)番組方針は“日本の将来を徹底討論”

友野P、番組の方針を決定し、出演交渉開始
特番のタイトルは「日本の争点、みんなの選択・衆院選でバトルトーク!」に決定。
出演交渉を行い、『ストリーム』の小西克哉氏・勝谷誠彦氏、『アクセス』の宮崎哲弥氏・二木啓孝氏、『デイ・キャッチ!』宮台真司氏という5人の論客を揃える。司会は『アクセス』の麻木久仁子さん。

友野P、番組の方針を決定し、出演交渉開始 友野「選挙番組の形には大きく分けて2つあると思うんですね。1つは各政党がどれだけの票を取ったか、誰が当選して誰が落選したか、そういった当確情報をいち早く伝えることに徹する形です。速報できちんと伝えながら解説を挟んでいく。テレビの多くがこの形を取っています。
もう1つは、細かい速報よりも選挙結果がどういうことを意味するのか、その結果により今後どうなっていくと考えられるのか、そういったことをいろいろな論客を交えて話し合いながら進行していくという形です。選挙結果を横目に見ながら言いたい放題論じるというのは、テレビにはできないことだと思うし、普段からニュースを扱いながらコメンテーターを交えてあーでもないこーでもないと言っている番組が多いという意味でも、とてもTBSラジオらしい。それで今回は当選者にも落選者にもどんどん電話をして話をききながら、意見・本音をぶつけ合ってバトルトークを繰り広げようじゃないかということになりました。
出演者は、それぞれ役割を考えて人選。当日引っ張りだこになりそうな方ばかりだったので、スケジュール確保が要に。TBSラジオではお馴染みの方々ですよね。」

制作スタッフのチーム編成
特番の制作のために、通常の放送にはない大規模なチームが編成される。
チームには全体の監修を行うプロデューサーを筆頭に、番組全体の統括進行を行う番組進行卓ディレクター(D)、各党中継先D(7箇所)、FMカーで駆け巡る選挙区レポーター、中継のコーディネイトを行う各党中継連絡D、立候補者に電話取材を交渉する電話中継担当D、スタジオAD(アシスタントディレクター)、出演者と番組進行卓Dの間でスタジオ進行を補佐するフロアD、ファクス・メール担当、端末を見ながら速報をまとめていく当確デスク、速報を伝える当確キャスター、テレビからきた映像素材から音声を切り出してくるコントロール素材担当…など、まだまだ多くのスタッフが配される。今回はベテランから新人までが集められ、技術を含め総勢60人ほどが制作に関わることに。
番組進行Dには、『アクセス』『バツラジ』のディレクターを務める中村健吾が指名された。

中村「番組進行Dといったら、オーケストラの指揮者のようなもの、つまり放送の流れをナビゲーションする役割です。放送前の準備としては出演交渉の進行具合を確認したり、他のスタッフと細かく進行を詰めたり。それと同時にオンエア中にどう指揮棒を振るかを考え、資料・情報をできるだけ収集。選挙と一口にいっても、毎回見せ場が違うものです。前回はマニフェストが大きく取り上げられていましたが、今回は例えば刺客騒動をどう捉えるかといったことを考えながら、番組作りを考えました。」

番組進行D中村健吾
7つの政党にはそれぞれ中継Dが派遣される。入社3年目で、『ストリーム』『アクセス』AD並びにコーナー担当の本多良恵は社民党を任されることになった。

本多「7月に辞令が出て編成から制作に異動したばかりです。にも関わらず突然『社民党中継担当だ』と言われて、えっ!と。とっさに思ったのは『私、ラジオでしゃべるんだ』って。まだ1回もリポートしたこともない新人なのに、そんな人選を果敢にしてしまうTBSラジオは、我が社ながらスゴイ(笑)。
実は心配してくれた先輩が事前に『ヨン様来日のリポート』に行け、といってくれまして。感想は『つまらなそうに聞こえた』と。声だけで全てを伝えなきゃいけない!ということをあらためて肝に銘じました。
当日までは党本部の下見、そして打ち合わせがあり、あとは社民党についてあれこれ資料をみて勉強しました。」
社民党を任される本多良恵

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