制作スタッフのチーム編成 |
特番の制作のために、通常の放送にはない大規模なチームが編成される。 チームには全体の監修を行うプロデューサーを筆頭に、番組全体の統括進行を行う番組進行卓ディレクター(D)、各党中継先D(7箇所)、FMカーで駆け巡る選挙区レポーター、中継のコーディネイトを行う各党中継連絡D、立候補者に電話取材を交渉する電話中継担当D、スタジオAD(アシスタントディレクター)、出演者と番組進行卓Dの間でスタジオ進行を補佐するフロアD、ファクス・メール担当、端末を見ながら速報をまとめていく当確デスク、速報を伝える当確キャスター、テレビからきた映像素材から音声を切り出してくるコントロール素材担当…など、まだまだ多くのスタッフが配される。今回はベテランから新人までが集められ、技術を含め総勢60人ほどが制作に関わることに。 番組進行Dには、『アクセス』『バツラジ』のディレクターを務める中村健吾が指名された。
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中村「番組進行Dといったら、オーケストラの指揮者のようなもの、つまり放送の流れをナビゲーションする役割です。放送前の準備としては出演交渉の進行具合を確認したり、他のスタッフと細かく進行を詰めたり。それと同時にオンエア中にどう指揮棒を振るかを考え、資料・情報をできるだけ収集。選挙と一口にいっても、毎回見せ場が違うものです。前回はマニフェストが大きく取り上げられていましたが、今回は例えば刺客騒動をどう捉えるかといったことを考えながら、番組作りを考えました。」
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7つの政党にはそれぞれ中継Dが派遣される。入社3年目で、『ストリーム』『アクセス』AD並びにコーナー担当の本多良恵は社民党を任されることになった。
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本多「7月に辞令が出て編成から制作に異動したばかりです。にも関わらず突然『社民党中継担当だ』と言われて、えっ!と。とっさに思ったのは『私、ラジオでしゃべるんだ』って。まだ1回もリポートしたこともない新人なのに、そんな人選を果敢にしてしまうTBSラジオは、我が社ながらスゴイ(笑)。 実は心配してくれた先輩が事前に『ヨン様来日のリポート』に行け、といってくれまして。感想は『つまらなそうに聞こえた』と。声だけで全てを伝えなきゃいけない!ということをあらためて肝に銘じました。 当日までは党本部の下見、そして打ち合わせがあり、あとは社民党についてあれこれ資料をみて勉強しました。」 |
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