TBSラジオ&コミュニケーションズ 2007年度採用情報
Documentドキュメント衆院選特番
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3)各セクションは着々と準備”

武田記者、取材を深める
特番で自民党を担当する武田一顯は国会担当記者。日々培った人間関係を生かして情報収集、出演交渉も行なう。武田は政治記者として、選挙期間中にニュースでリポートする機会も非常に多い。

武田記者、取材を深める 武田「各候補者の出演交渉は友野Pが行い、私は主に各党の党首や幹事長を担当。基本的に当日の取材時間は決められた枠があるため、持ち時間をテレビ、ラジオ各社で割り振り、あとは細かい調整をかけていきます。各社必死で時間を確保しようとしてくるので、現場では喧嘩が耐えませんね。
出演交渉の合間には、京都、大阪、神戸、静岡、都内各所に出向き、注目の候補者たちを取材したり、演説を聴いたりして、特番だけでなく毎日の報道の情報収集をします。ラジオのニュースや番組内で同じことばかり言っていてもリスナーは飽きてしまいますし、自分の考えだけを伝えるわけにはいかないので、とにかくネットワークを駆使してネタ集めをし、分析を続ける。選挙特番に限らず、日々記者はその積み重ねです。」

番組制作作業と平行して…
スタンバイに余念が無いのは番組制作担当者だけではない。選挙特番には社内各部署の多くの人員が関っている。
編成局の番組宣伝担当は、特番に関するリリースを新聞社に渡し、インターネットでも告知。外部からの問合せ窓口にもなる。
また、ネットワーク部では、JRN各局に連絡をとり、この特番をオンエアするかどうかを確認していく。選挙特番は21時−22時がローカル枠(TBSラジオのみ放送)、22時−26時はネット枠(全国で放送)。結局JRN32局中23局がこの特番をネットすることになった。

技術スタッフ、1カ月前から中継準備を開始 技術スタッフ、1カ月前から中継準備を開始
中継7ヶ所の回線・電源確保から、スタジオの設営、果ては什器、備品の確認まで、技術陣が準備すべきことはとてつもなく多い。そんな技術陣をまとめるのは、技術推進室の沼田智行だ。
技術推進室 沼田智行 沼田「今回は各党が中継ポイントとなり、異例の7カ所という数。2週間前からラジオ各局、各党との打ち合わせがはじまり、体制を整えていくことに。中継先が決まるとNTT回線を確保するために申請を行うのですが、開票センターをどこにおくかが直前まで決まらない党があるなど、ヒヤヒヤする場面もありました。 技術チーフとしての僕の役割は、技術面でのグランドデザインを創ること。プロデューサーの番組イメージを技術に落とし込んでいく作業です。具体的には当日に本部となる第1スタジオのブッキングから立て付け、中継先とのインフラ作り、当確速報が入ってくるシステム端末を整備したり、スタッフ出演者が気持ちよく放送を進められるよう什器、備品に何が必要かを考え調達することまで、多岐に渡ります。もちろん細かな部分はそれぞれ他のスタッフが担当しているので、技術陣は大所帯になります。」

バックアップ陣営
一般管理部門も無関係ではない。総務担当はスタジオのセッティングその他について、テレビ・ラジオの技術担当者と相談。必要なものを細部にわたって確認し用意する。弁当や飲み物などの調達もスタッフの士気に関る重要な仕事。また、2006年春のTBSラジオ内定者は選挙期間中毎日、新聞5紙をチェックし選挙関連の記事をスクラップしつづけた。

全スタッフ、追い込みをかける
プロデューサーは進行台本の構成をぎりぎりまで続け、中継先では中継Dと技術スタッフが下見・打ち合わせ。
電話中継担当Dは電話に出てほしい立候補者のリスト(100人以上リストアップ)を作り、出演交渉。 ADはBGMを選曲し、ジングルを作成…。
生放送では小さなミスも命取りになるので、各セクションが確認に確認を重ね、当日に臨んだ。

当日編 へつづく

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