TBS「2011 東レパンパシフィックテニス」

2011年9月23日(金)開幕




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3時間9分 [ 9月25日(火) ]

(写真)
シャラポワ対ワトソン...

第2シードのシャラポワ、大苦戦でした。
予選からあがった世界ランキング78位イギリスのワトソンに対して

6-7、6-3、6-4。

最初から、最後まで1本も目のはなせない、戦いでした。

計14本のダブルフォールトをしたシャラポワは、なかなかリズムに乗り切れない、そんな状況が続きました。

言い換えれば、20歳のワトソンが「シャラポワのいやがるプレーをした」とも言えます。

2011年の全米オープンでもワトソンは、シャラポワとファイナルセットの激闘を演じています。

シャラポワを苦戦させる・・・
その要因の一つに、ワトソン陣営の作戦があげられます。

実は、現在のワトソンのコーチは、元シャラポワのコーチであったモウリツィオコーチ。

戦術的な話だと、今日のワトソンは、サーブを徹底的にシャラポワのフォアハンドへ打っていました。
リターンエースを決められても、気にしないで、ミスも多くあるフォアハンドを狙っていたようです。

やはり、シャラポワを知り尽くした、モウリツィオコーチ!素晴らしい作戦が要所要所にみられました。

メンタルのスポーツと言われるテニス。

コーチのアドバイスの1言1言が、大きくプレーに影響します。

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シャラポワ陣営は、

今日のシャラポワが勝ちたいあまりに、体に力が入り、リラックスできていないのを観て、

「シンプルにプレーしろ」という指示を出していました。

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写真左から、カルロスさん(フィジカルトレーナー)中村さん(フィットネストレーナー)、ボルチコフさん(ヒッティングパートナー)、ホグステッドコーチです。

このチームで、シャラポワは、世界のツアーを転戦しています。

独りで闘っているように見えるテニスではありますが、チームで闘っているんです!

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ちなみに、この写真は、ナ・リーの陣営です。旦那さんもチームにいます(黒い帽子)。今日の試合中、コーチや旦那さんからは、もの凄く緊張感が漂っていました。1ポイント、1ポイント声をかけるコーチ。ナ・リーもファイナルセットで勝利しました。

さて、大会3日目が終わり、これですべての選手が登場しました。

クビトバなどシード選手が敗れる場面もありました。

一体誰が、この大会を制すのか?!明日からもよろしくお願いします。
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石井大裕

プロフィール

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TBSアナウンサー 石井大裕 (いしい ともひろ)
生年月日:1985年6月5日
身長:185cm/体重:73kg
血液型:A型   出身:東京都
プレースタイル :オールラウンド(右利き/両手打ちバックハンド)


ジュニア時代、世界スーパージュニアベスト4、全日本ジュニア室内選手権準優勝などの成績を持つ、テニス歴20年の元テニスプレーヤー。尊敬する人は松岡修造さん。
2010年よりTBSアナウンサーとして奮闘中!大会終了までパンパシの魅力を伝えます!