インタビュー

パナソニック ドラマシアター『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』(月曜よる8時〜放送)

瀧本美織さんインタビュー

Q. 宮部みゆきさんの作品に出演することが決まっての感想。
A. 
お話をいただいたときは純粋に嬉しかったです。
以前、宮部みゆきさん原作の「レベル7」という作品に出演させていただいたことがあるので、2作目となります。実はまだ原作を読んではいないのですが、今回は設定も変えているのでオリジナルで演じていこうというお話になりました。また、ミステリーということもあり、あえて原作を読まずにいます。
原作ではマサ(加代子のパートナー、ジャーマン・シェパード)目線でお話が進んでいきますし、女性だけの探偵事務所という設定は原作とは違います。原作の良さも大事にしつつ、また違うオリジナルな作品として楽しんでいただければと思っています。
Q. 探偵を演じることについて。
A. 
私がイメージしていた探偵は、シャーロック・ホームズのような虫メガネを持っている探偵だったのですが…今回は違いました(笑)。
シャーロック・ホームズのような格好も素敵ですが、今回、加代子はカジュアルで動きやすいお洋服が多いので嬉しいです。マサと行動することが多いので、一緒にたくさん動きたいと思っています!
人に紛れて働くのが探偵。探偵にとって格好は大切ですよね。今もこうして、探偵たちがひっそりと世の中で働いているのだと思うと不思議に感じます。
Q. 蓮見加代子という人物について。
瀧本美織さん1
A. 
隠しごとやウソが嫌いな正義感が強い女の子。
長女なので、しっかりしたい!と、自分では思っているけれど、少し空回りしているところもあります。
どうやら“片付けが嫌い”という裏設定もあるみたいです。
「そんなんだから彼氏もできないんだよ!」と妹の糸子ちゃんに言われているので、妹のほうがしっかりしているのではないでしょうか(笑)。
Q. 加代子に共感するところ・違うところはありますか?
A. 
私自身、正義のヒーローやヒロインに憧れていたので、正義感の強いとこや真っすぐなところは共感できます。違うところと言えば…私は観察力がないので、探偵という仕事が向いてない…そこが違うところですね(笑)。
Q. 実年齢よりも上のキャラクターを演じることについて。
A. 
今まで制服をお芝居で着たことがあまりないので、着てみたいという気持ちはありますが、自分の年齢よりも上の役を演じることを求められるというのは嬉しいです。
以前、教師を演じていたときは、実年齢よりも上に見えるよう意識していましたが、今回演じる加代子は、大人びているキャラクターではないので、等身大な部分を残しつつ演じていけたらいいなと思っています。
Q. 加代子のパートナーであるマサとの共演について。
瀧本美織さん2
A. 
犬が好きなので、以前から映画やドラマで共演してみたいな、と思っていました。マサの犬種である、ジャーマン・シェパードが特に大きい犬種というのは知っていましたが、実際会ったらかなりの大きさで驚きました!特に口が大きくて、食べられるかと思うほど(笑)。昔、私の祖母の家で大型犬のコリーを飼っていたこともあり、私は大きい犬が好きなので、怖がらずにマサとは触れ合うことが出来ます。
マサをしつけるときは、「自分が上だよ!」という気持ちで接していきたいです。物怖じしたり緊張していると犬は感じ取るようです。「犬に対してはわがままになっていいんだよ。」と、トレーナーさんに教えていただきました。今、私にはそこが足りないと思うので、今後はもっと貪欲にいきたいですね。
先日、マサと一緒に追いかけるシーンの撮影をしたのですが、マサはテストで私に合わせて走ってくれていたのですが、その日の気温もあり、暑くてお家に帰りたくなってしまったのか、本番ではかなりの速さで飛び出して行ってしまって。私は靴が脱げそうになりながらも、一緒に猛スピードで追いかけました(笑)。走りには自信があるので、今後もマサとのお芝居が楽しみです!
とにかくマサは本当に賢い犬。きちんとお芝居をしてくれますし、撮影現場ではマサが癒しになったり、ムードメーカーになったりすると思うので、みんなで楽しい雰囲気づくりが出来ればいいなと思っています。
Q. 共演者のみなさんについて教えてください。
A. 
今まで男性が多い撮影現場が多かったので、女性ばかりの撮影現場が楽しみです。まだ撮影が始まって間もないですが、いい感じでチームワークが出来ていると思います。
初めて共演させていただく方ばかりなのですが、皆さん優しく、特に加代子の母・杏子を演じてくださる財前直見さんは、本当のお母さんのようです。
先日、私が休憩中に椅子に座っていたら、財前さんが肩を揉んでくださって…「普通逆でしょ!」と、申し訳ないなと思いながらも甘えてしまいました(笑)。
探偵事務所のそれぞれのキャラクターも個性豊かで面白く、演じていて楽しいですし、撮影の合間にも、みなさんと楽しくお話して過ごしています。今後も皆さんに身を任せていきたいです!
Q. 「パーフェクト・ブルー」見どころは?
A. 
探偵は、“依頼された仕事だけ”をこなすのがお仕事。けれど、加代子は気になることがあるとさらにその奥まで探ってしまいます。母でもある探偵事務所の所長に「探偵の仕事はここまでよ」と注意されるのですが、とにかく事件を解決しようとまっすぐで、依頼された調査だけでなくさらにその奥の真実も知りたくなり、徐々に大きな事件に繋がっていってしまう…という展開が面白いと思うので、そこに注目して見ていただけると嬉しいです。
探偵という職業は、疑う仕事だと思っていましたが、加代子のように真実を知るために人を信じるまっすぐで素直な人物像を大事にして演じていきたいと思っています。

SNS

twitter

YouTube

TBSトップページサイトマップ Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.