2013年1月2日(水)〜2月24日(日)
国宝「源氏物語絵巻」・「初音の調度」期間限定特別公開!! 豪華絢爛!御三家筆頭の大名家が誇る美と格式
当時の宮廷で絵画化した、日本美術を代表する現存最古の物語絵巻。研ぎ澄まされた絵画表現、美麗な料紙、優美な書。平安王朝の雅な暮らしぶりを伝える格調の高い逸品です。
尾張徳川家に伝わる15面の内、「柏木三」と「東屋二」を期間限定で公開します。※国宝を展示していない期間は、模写本を展示。
[国宝]源氏物語絵巻 柏木三 (1/2〜1/15展示) 五十日の祝いに、女三宮の子の薫を抱く、光源氏
[国宝]源氏物語絵巻 東屋二 (1/29〜2/11展示) 浮舟の隠家を訪ね、雨の簀子に待つ薫
徳川三代将軍家光(いえみつ)の長女千代姫(ちよひめ)が、寛永16年(1639)9月に尾張徳川家二代光友(みつとも)に嫁いだ際に持参した豪華な調度。「源氏物語」の「初音」の帖の「年月を 松にひかれて ふる人に 今日鶯の 初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、和歌の文字を絵柄の中に埋め込んでいます。日本蒔絵史上最高傑作といわれています。
※すべて徳川美術館蔵