2008年10月13日〜2009年3月23日(全22話

あらすじ:

第 12345678910111213141516171819202122 話

第6話:
『スッたもんだの初手柄』/倉敷(2008年11月17日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は幕府直轄の倉敷に着いた。倉敷の新任の代官、結城新三郎(岡本光太郎)は、身分を隠して倉敷に入り、人々の暮らしぶりを調べていた。そのことを知った老公は感心し、新三郎は助さん(原田龍二)をお供に町人に扮装して町の中を探索する。
 すると代官所の役人、横尾十内(瀬川菊之丞)と岩崎仙蔵(有薗芳記)が両替商の桐島屋善兵衛(北町嘉朗)と結託して米の横流しを行ない、私腹を肥やしていることが判明した。のみならず、横尾は新三郎の着任を口実に人々から祝い金を集め、それも自分の懐に入れようと企んでいた。すぐさま横尾を懲らしめると憤慨する新三郎に、悪事の証拠をつかむことが先決だと老公はいさめる。
 一方、女すりのお涼(高松あい)は、自分が重ねてきた罪を悔いて足を洗って出直したいと願っていた。だが、元締めの親分、辰巳の鉄五郎(井上博一)はそれを許さない。鉄五郎の手下に追われているお涼を新三郎が救う。これまでの過ちを告白するお涼を新三郎は優しく励ますのだった。生まれて初めて優しくされた新三郎に、お涼は淡い恋心を抱く。
 新三郎が新しい代官だと知ったお涼は、新三郎の役に立ちたいと思い、鉄五郎に脅されて桐島屋からすり取りった悪事の証拠となる帳簿を新三郎に渡そうとする。だが、その刹那、岩崎に斬られ深手を追う。弥七(内藤剛志)が駆けつけ、帳簿は老公の手に渡る。
 お涼が命がけで手に入れた証拠を手に、新三郎と老公が代官所に乗り込んだ…


第7話:
『沸騰父娘と冷水亭主』/松山(2008年11月24日 放送)

 松山に着いた水戸老公(里見浩太朗)一行は「山水」という旅籠に泊まることになった。亭主の清之助(徳井優)は頼りないが、女中のおさわ(長山洋子)が働き者で宿の仕事を切り盛りしている。お娟(由美かおる)と早月(磯山さやか)も早速宿自慢の温泉につかり旅の疲れを癒すのだった。そこへ男が現れ風呂場をのぞく。
 男はおさわの父で竹細工職人の五兵衛(矢崎滋)である。五兵衛はおさわを後継者として育てていたのだが、父娘喧嘩の末におさわは家を飛び出していた。松山に娘がいるという噂を聞き、五兵衛はおさわを連れ戻しに来たのだ。話し合いのつもりが、いつしか喧嘩別れになる二人。おさわは清之助と所帯を持って、宿を繁盛させたいと考えている。宿を出て酒で憂さをはらす五兵衛に風車の弥七(内藤剛志)が声をかける。
 ところで、山水の近くに大きな道が作られることになった。町奉行の夏山市兵衛(大村健二)はその極秘情報を金づるである宿屋の主、幾造(江藤漢斉)にもらし、宿を乗っ取るよう提案する。夏山自ら間に立って強引に取り引きを進めるが、おさわはこれをきっぱり断った。
 不思議なことにその直後、山水に泊まった夫婦客が食あたりを起した。実は、幾造が仕組んだわなである。夏山は十分な詮議もせずに宿を取り潰すと一方的に裁きを下す。そうなってはおさわとの暮らしも立ち行かない。おさわのため、娘を連れて帰ってくれと頼む清之助に五兵衛は心を打たれ、二人の仲を認め一緒に添い遂げるよう励ますのだった。
 その頃おさわは宿を救うため、好色な夏山の元へ向かっていた…


第8話:
『唄を土産に里帰り!』/博多(2008年12月1日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は博多へ。その途中一行は調子のよい唄うたいの旅烏・千次郎(香田晋)と知り合った。千次郎は諸国を渡り歩いて各地の民謡を覚え、それを披露しながら金を稼いで旅をしている。千次郎の自慢ののどに老公も聞き惚れる。博多は千次郎の故郷だ。
 千次郎は一行に意外な頼みごとをする。千次郎はもとは博多織の職人だった。思いを寄せていた親方の娘、お鶴(森奈みはる)が兄弟弟子の栄吉(佐藤亮太)と所帯を持つことになり、いたたまれなくなって博多を飛び出したのだという。栄吉とお鶴に見栄を張りたいので、自分が大店の主人であるように振る舞って欲しいというのだ。老公は番頭、助さん(原田龍二)と格さん(合田雅吏)は手代に扮することになった。
 ところがまだ小さな店に違いないと侮っていた栄吉の店は、献上品を扱うほどに繁盛し大きくなっていた。嘘で身を飾った千次郎はどうも居心地が悪い。
 ところでその献上品に粗悪品が紛れ込んでいたことが分かり、栄吉は奉行所に囚われの身となった。すべては近年大坂から進出し、博多の商いを一手に握ろうとする物産問屋・梅田屋甚兵衛(睦五朗)と家老、西岡軍太夫(堀田眞三)が仕組んだわなである。
 栄吉の命乞いをするお鶴に、西岡は色目を使い、妾になれば考えてやると本性をあらわにする。栄吉、お鶴の危機を知っても千次郎はなす術がなく焦る。
 かつて千次郎が梅田屋の宴席を盛り上げたことがあり、西岡とも顔名馴染みであることを知った老公は、千次郎の芸を使って悪事のからくりを暴く上手い手段を考える…


第9話:
『猫だけが知っていた』/伊万里(2008年12月8日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は佐賀藩の伊万里に着いたが、町は活気がない。絵付けの仕事を見学するため、焼き物問屋を訪ねた老公は、主人の嘉兵衛(石橋正次)とその娘・お園(内田もも香)から、最近絵付け職人を襲う化け猫が出ると聞き、驚いた。化け猫は職人を脅し仕事を妨害している。
 その頃佐賀藩では世継ぎ争いが起こっていた。藩主の弟を推す筆頭家老、宇佐美治兵衛(唐沢民賢)と、側室・初音(持田真樹)が生んだ藩主の子を推すもう一人の家老・大垣豊後(石橋保)が激しく対立していたのである。大垣はその子の後見人となって藩政を我がものにしようとする邪心を秘めていた。
 その争いのさなか、宇佐美が急死し、毒殺されたとも噂になっていた。宇佐美が可愛がっていた猫が化け猫となり、主人の恨みを晴らしているのではないかとささやかれ、人々は恐れている。
 ちょうど具合よく早月(磯山さやか)の祖父・山野辺兵庫(長門裕之)が佐賀を訪れた。兵庫は老公の指示で初音の心情を探る。兵庫は秘め事を抱えるような初音の表情が気にかかる。
 化け猫に扮しているのは誰か? その真の目的は? 化け猫はやがて大垣を襲うに違いない。お娟(由美かおる)と弥七(内藤剛志)が見張っていると、狙い通り化け猫が現れ、手傷を負って逃走する。弥七は化け猫の正体が、かつての初音の思い人、佐吉(若林久弥)だと突き止める。初音は老公に意外な事実を語る…


第10話:
『江戸の陰謀を長崎で討て!』/長崎(2008年12月15日 放送)

 密貿易が行われている長崎に着いた水戸老公(里見浩太朗)一行を、早速刺客が襲う。助三郎(原田龍二)、格之進(合田雅吏)、お娟(由美かおる)、風車の弥七(内藤剛志)の活躍で事なきを得たが、一行に緊張が走る。
 長崎奉行は二人制になっており、一人は早月(磯山さやか)の許婚、橋場大二郎の兄、橋場善明(篠塚勝)である。もう一人の永井左衛門(有川博)が廻船問屋の寺田屋茂兵衛(石井愃一)と結託して密貿易を行い、その莫大な利益が老中・柳沢吉保(石橋蓮司)の資金源となっていた。柳沢は祈祷僧・隆光(麿赤兒)と悪事の絆がつながっている。隆光は将軍、徳川綱吉の生母、桂昌院(岩崎加根子)の信頼が厚く、幕政に不気味な影を落としていた。
 さて、一行はめし屋で働く娘、おみつ(尾崎亜衣)が兄、伊三次(原田篤)の借金のかたに連れて行かれようとしているところを助けた。おみつが伊三次からもらったという高価なかんざしを見た老公は、伊三次が密貿易に関わっていると見抜いた。助三郎が土地の賭場に潜入し様子を探る。お娟(由美かおる)と早月も遊女に変装する。早月は秘かに橋場善明と接触し、密貿易の情報をつかんだ。
 一方、老公と早月の身を案じた山野辺兵庫(長門裕之)も一行を追って長崎に到着する。
 その頃、長崎の出島にオランダ船が近付いていた。積荷は永井と寺田屋が待っている御禁制の品々。お宝が運びこまれ、悪事の証拠と悪党の顔が揃ったところへ老公が踏み込んだ!



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