2008年1月7日〜6月30日(全24話

あらすじ:

第 123456789101112131415161718192021222324 話

第6話:
『険しい恋路の吉野山』/吉野(2008年2月11日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は吉野へ向かう道中、行方不明の弟を探しているという旅の女、おもん(三原じゅん子)と出会う。おもんは、格さん(合田雅吏)が弟にそっくりだという。
 老公は謎の雲水たちがおもんを密かに見張っていることに気付き、格さんに弟探しを手伝うようにと、おもんに助け舟を出す。
 老公は、おもんはただ者ではないとにらむが、その通り、おもんは実は公儀隠密で、同じく隠密の音次郎(菊池健一郎)と組んで、近畿代官、鰍沢主膳(中島久之)と商人の不知火屋(石沢徹)が企んでいる、密貿易の証拠を探っていたのである。雲水たちはおもんと音次郎を狙う隠密狩りだ。
 隠密狩りの攻撃をかわし、音次郎はやっとの思いで証拠の鉄砲を手に入れるが、その時深手を負い、鉄砲を風車の弥七(内藤剛志)と格さんに託して姿を消した。弥七とお娟(由美かおる)から致命傷を負った隠密は自ら命を断つのだと聞かされ、格さんは隠密の非情な掟に愕然とする。
 格さんは、おもんが弟ではなく、本当は夫を探していることと、その夫が生きてることを知る。隠密同士の夫婦は、人並みの幸せをつかむことはできないと知りながらも夫を探す、おもんのはかない女心を知り、格さんはおもんに隠密から足を洗い、幸せをつかんで欲しいと願うのだった。老公も自らの身分を明かし、夫を訪ねるようおもんを促す。思いもよらぬ老公の言葉に、おもんは弾かれるようにして、夫が暮らす村へ向かう。そこで待ち受けていた意外な事実とは?
 だが、悪事の発覚を恐れる鰍沢一味も必死でおもんの行方を探していた…


第7話:
『味が命の人情包丁!』/伊勢(2008年2月18日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行がやって来た伊勢は、神宮参詣の人々で賑わっていた。老公は烏帽子狩衣姿の料理人が魚に直接手を触れることなく料理する妙技、式包丁を見物し、見事な腕前に感心する。老公はその場で、彦蔵(中条きよし)と出会う。彦蔵は京都の腕のいい料理人だったが、五年前に傷害事件を起こして逃亡し、今は流浪の身である。顔見知りがいる伊勢にいては危険なのだが、亡き母の墓参のため立ち寄った。
 さて、伊勢では近日、饗膳比べという料理人の腕比べが行なわれることになっていた。料亭の主人、海老屋(出光元)は、饗膳比べで一番を取るために必死、金で料理人を集めている。
 饗膳比べを仕切る山田奉行の稲尾玄右衛門(河原崎次郎)は、海老屋に肩入れをし、私腹を肥やそうと企む。
 老公一行と彦蔵が同宿する旅籠、亀膳の若い料理人、清次(安田暁)も饗膳比べに出場するが、海老屋には遠く及ばない。女将の早苗(宝積有香)に腕を見込まれた彦蔵は、清次に料理を指導してくれるよう頼まれるが、正体がばれては困ると断った。しかし、海老屋が手抜き料理を作っていることに憤り、結局、彦蔵は引き受けることになった。
 ところが、公家の富小路実秋(金田龍之介)が料理の審査をすることが分かり、彦蔵の顔色が変わった。富小路は京都で彦蔵の料理を食したこともある食通で、彦蔵も尊敬していたからだ。彦蔵は自分で料理を作る決心をするが、富小路がそれを口にすれば、間違いなく彦蔵が伊勢にいることが世間に知られてしまう。
 一方、彦蔵の登場に危機感を抱いた海老屋は、彦蔵を買収しようとして失敗し、食材を全て買い占める。彦蔵はそれでも知恵を絞り、命をかけた渾身の料理を作る…


第8話:
『炭より黒い悪党ども』/彦根(2008年2月25日 放送)

 彦根へ向かった水戸老公(里見浩太朗)とは別行動の助さん(原田龍二)は、美しい武家の妻女、紀乃(宮本真希)と知り合った。助さんは紀乃に彦根まで同行して欲しいと頼まれ、仕方なく引き受ける。しかし、まるで助さんと駆け落ちをしてるかのように振る舞う紀乃に助さんは戸惑うのだった。
 その上、二人が泊まった宿を覆面をした浪人たちが襲撃する。間一髪、助さんが撃退するが、浪人のねらいは紀乃だ。よほどの事情があるのだろうと助さんが訳をたずねるが、紀乃はそれを明かそうとはしない。
 一方、老公と格さん(合田雅吏)たちは紀乃の夫、宇佐美啓四郎(田中実)が紀乃を追って彦根に向かっていることを知る。啓四郎は紀州で炭売買の管理をする役人である。啓四郎は不貞を働いた妻を討ち果たす、妻敵討(めがたきう)ちであると苦渋の表情で老公に明かす。
 老公は、啓四郎の上司である炭奉行、鏑木彪左衛門(柴田侊彦)と炭問屋、熊木屋(中田浩二)が、紀乃と啓四郎の行方を追っていることも知った。
 疾風のお娟(由美かおる)の調べで、鏑木は熊木屋と結託して炭の横流しを行ない、私腹を肥やしていたことが分かる。
 紀乃は偶然悪事の証拠を発見したが、生真面目な啓四郎がそのことを知り、悪事に巻き込まれることを怖れ、書状を持って逃げ出したのである。自分が駆け落ちをしたとの汚名を被り、妻敵討ちで斬られれば、夫に災いが及ばないと考えての行動だった。
 助さんと紀乃を襲った浪人は、紀乃の口をふさごうと、熊木屋が送った刺客である。鏑木と熊木屋は、啓四郎に妻敵討ちを果たさせ、紀乃もろとも悪事の証拠を葬り去ろうと企んでいた…。


第9話:
『世捨てお公家の悪退治』/敦賀(2008年3月3日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は敦賀へ。腹痛に苦しむ新助(松井天斗)を休ませる場所を探して、一行は静かな庵にたどり着いた。庵の主人は、実は公家の大納言九条良房(中村梅雀)だ。大納言は争いの絶えない世をはかなんで、名を隠して貧しい暮しをしていたが、老公は大納言が吹く笛の音を聞き、その人が大納言本人ではないかと気付いた。
 ところで敦賀では公家の近衛少将(渋谷哲平)が、海産物商、西海屋(藤田宗久)と結託して、帝の命令だと偽り、土地の商人たちから莫大な金を集めようと企んでいた。また少将は、町で薬問屋、橘屋(伏見哲夫)の娘、お菊(今村雅美)を見初め、側女に差し出すよう強要する。
 その少将と西海屋の最悪の企てはアヘンの密貿易である。アヘンの中毒で京都や大坂ではたくさんの人が苦しんでいた。風車の弥七(内藤剛志)が、少将たちの悪事の証拠をつかんだ。
 しかし、公家である少将の悪事を武家の老公が裁くことははばかられる。老公が身分を明かして大納言に相談すると、しばらく時間がほしいとの返事であった。
 だが、少将はお菊を我が物にしようと橘屋をだまし、目に余る悪事を繰り返す。老公が成敗するために少将の宿に押しかけると、少将は公家の権威を笠に着て、老公に裁かれる立場ではないと開き直る。そこへ、大納言が現れるが…


第10話:
『人情長屋の心意気!』/福井(2008年3月10日 放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は福井に着いた。老公が知り合った浪人の柏木源之丞(宇梶剛士)と小太郎(武井証)父子は、空腹のため立ち上がることもできず、城下にある長屋に居候することになった。長屋の住人は貧しいながらも心優しく、父子は駕籠屋の松(加藤満)と喜六(長江健次)の部屋で寝起きすることになり、芸者のお葉(若林志穂)がかいがいしく食事の世話をする。
 福井では奉行の笠原嘉門(石田登星)が物産問屋、汐北屋(津村鷹志)と結託して地上げを企て、私腹を肥やそうとしていた。汐北屋の息のかかったやくざ、儀平次(草薙良一)が地上げのじゃまになる長屋の人々を追い出そうとするが、柏木が儀平次と子分たちを追い払った。長屋の人々は拍手喝采で大喜びだ。
 柏木は二刀流の使い手で、助さん(原田龍二)とも互角に渡り合う腕前だ。
 柏木は実は黒姫藩の剣術指南役なのだが、江戸で暗殺の危機にあった若殿を救い出し、黒姫へ向かう途中であった。小太郎が若殿、太郎丸その人である。
 柏木と太郎丸を亡き者にしようと狙う、すご腕の刺客、押方庄二郎(草見潤平)が二人に迫る。長屋の住人たちは柏木たちを逃がそうとするが、太郎丸は、これ以上逃げ隠れせず、刺客に立ち向かうというのだが…。



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