2005年1月10日〜6月6日(全20話

あらすじ:

第 1234567891011121314151617181920 話

第1話:
/水戸(2005年1月10日放送)

 黄門さま(里見浩太朗)は、水戸の西山荘で穏やかな新年の訪れを喜んでいた。そこへ助三郎(原田龍二)の縁談話が飛び込む。国家老の山野辺兵庫(丹波哲郎)が見合いの相手を見つけて来たのだ。
 それは諸国漫遊のお供で所帯の定まらない助さんの将来を心配する、助さんの母・静枝(池内淳子)の強い願いでもあ った。なんとか逃げようとする助さんだが、静枝の粘りに負けて見合いの席につくことを承知した。
その相手は仙台藩江戸屋敷組頭の坂口主水(尾崎右宗)の妹・美加(瀬戸早妃)で、八重(岩崎加根子)によると美人で聡明と評判だという。見合いは江戸で行なわれる。
 ところが老公も立ち会っているその席へ肝腎の美加が現れない。もっての他だと格之進(合田雅吏)は憤る。
 美加が来られないのには訳があった。
 仙台藩では側用人の大沼軍太夫(林与一)が藩政を牛耳ろうと悪事を企んでいたが、それを察知した坂口たちは、不正を暴こうと必死になっていた。
 見合いの日、仙台から軍太夫の悪事の証拠を持った密使が江戸に着いたのだが、刺客に襲われて死んだ。藩の一大事に、美加は見合いどころではなかったのである。
 そんな事情を知らない助さんは、謝りに来た美加と喧嘩をしてしまう。お見合いに本気ではなかった助さんに、美加は女の一生を左右する一大事を軽く考えているとぴしゃり。助三郎は美加の気の強さに感心する。
 その助三郎を黒装束の忍びの一団・カラス組が襲う。坂口の一味と間違えられたらしい。助さんは仙台藩が直面している容易ならざる事態を知る。
 奥州の要・仙台で何が起こっているのか。お娟(由美かおる)、鬼若(照英)とアキ(斉藤晶)の調べで、大沼の悪事とそれを阻止しようとする坂口たちの動きが分った。
 坂口たちは殿への直訴を考えていたが、それはご法度。藩の内紛が世間に知られればお取り潰しも考えられる。
 老公は事件の解決を自分に任せるよう坂口たちを説得し、一行は暗雲垂れ込める仙台へと旅立つ。よろず屋の千太(三波豊和)も老公たちの後を追う…。


第2話:
『頑固な母がついた嘘』/磐城(2005年1月17日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は磐城に到着し、海産物問屋「久保田屋」の女主人・お志麻(山口果林)とその息子の信太郎(香田晋)と知り合った。
 お志麻は正直で少しの嘘も許すことができない性分。そのため商売で損をすることもしばしばだ。お志麻は跡取りの信太郎を厳しく育てているが、老公には信太郎がただお志麻の言いなりになっているように見えた。
 その反動から、信太郎はばくちで多額の借金を作ってしまい、お志麻に勘当された。老公は、厳しさだけでは信太郎に母親の愛情は伝わらないのではないかとお志麻に優しく語るのだった。
 その頃、勘定奉行の大前左馬之助(沢竜二)は運上金に手心を加えてやると持ちかけて、商人たちから献金を巻き上げようと算段していた。世話役の沼野屋(小沢象)が話をまとめようとしたところ、お志麻が猛反対。お志麻は大前と沼野屋の恨みを買ってしまう。
 ところで磐城では幼い若殿がお国入りをして、めでたい機運が盛り上がっていたが、その祝宴の目玉となる地元小名浜産の鯛を久保田屋が納めることになり、お志麻は喜んだ。しかし、沼野屋の邪魔をしてお志麻には鯛が手に入らない。
 そのことを知った信太郎は、幼なじみの漁師の娘、お奈美(伊藤あい)と共に舟を出し、見事な鯛を釣り上げた。だがそれが釣れた場所は、小名浜からほんのわずかに離れた相馬沖だった。嘘が嫌いなお志麻は、信太郎に感謝しながらも鯛を小名浜産だと偽ることができず悩む。
 老公はそれならば正直に相馬沖で獲れたと言ったらどうかと、お志麻をうながすのだったが…。


第3話:
『父子つないだ職人魂』/相馬(2005年1月24日放送)

 相馬に到着した水戸老公(里見浩太朗)一行は、甲冑師の甚兵衛(前田吟)と知り合った。金にはならないが足軽たちの鎧の修理に精を出す甚兵衛に、老公は好感を持った。
 甚兵衛は五年前に、殿様の相馬昌胤(中島久之)と軽く丈夫な足軽のための具足を作る約束をしており、数人の職人たちと一緒に工夫を重ね、具足はほぼ完成した。
 その具足を殿様に披露する日が迫り、よろず屋の千太(三波豊和)も仕上げに余念のない甚兵衛を手伝っている。
 ところで甚兵衛には跡継ぎの一人息子松之助(宮川一朗太)がいたが、松之助は母親が死んだ時、貧しい暮らしの甚兵衛に愛想をつかせて江戸へ出てしまった。
 だがその松之助が商人になって戻ってきた。立派な身なりで羽振りのいい松之助に甚兵衛は驚いた。
 松之助は江戸の大店、北沢屋平右衛門(辻萬長)の店で頭角を現し、相馬で行なわれる大きな取り引きのために先乗りして来たのである。金が全てと言い切って、甚兵衛を軽蔑するような松之助の態度に、助三郎(原田龍二)と格之進(合田雅吏)は腹を立てる。
 その頃、相馬の家老・小川弥五郎(入川保則)は殿様の目を盗み、藩の重要な産物である塩を横流しして私腹を肥やそうと企んでいた。小川と手を組んだ悪徳商人が北沢屋だった。その手先として働く松之助だったが、無欲で人のために尽くす父親の生き様に触れて、自分の考えを悔い改める。
 具足が完成し、甚兵衛が殿様に会うことになった。甚兵衛と松之助の口から自分たちの悪事が露見しては一大事と、小川たちは甚兵衛親子を捕らえ、口をふさごうとするが…。


第4話:
『お世継ぎの陰謀を暴け』/仙台(2005年1月31日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行はいよいよ仙台に着いた。一行を刺客のカラス組が襲う。
 風雲急を告げる仙台では藩乗っ取りを企てる側用人・大沼軍太夫(林与一)が国家老・伊東孫兵衛(中野誠也)を失脚させ、いよいよ実権を握ろうとしていた。
 仙台に入った老公は、かつての江戸深川の売れっ子芸者、おそめ(野川由美子)と再会する。おそめは呉服問屋の女主人となっていた。城へも出入りしているおそめは伊東から大沼の悪事について知らさせており、藩の一大事に自分も役に立ちたいと考えていた。
 また、勘定方の侍、葛城市之進(飯田基祐)も城内で偶然大沼の悪事を知り、その証拠をつかもうと、密かに動いていた。おそめと葛城の願いもむなしく、大沼は着々と足場を固める。若侍たちの大沼襲撃計画が失敗に終わり、城内に大沼に反対する勢力は無くなった。
 ところで、格之進(合田雅吏)は城勤めの女中の一人、雪路(竹内都子)から、大沼が、自分の子供を殿様の子だと偽って、藩を継がせようとしていることを聞き出した。大沼はその上ですべての罪を伊東にかぶせ、自分が実権を握ろうとしているのだ。
 悪事の全容は分かった。だが、警護の厳しい城へはうかつに近づくことができない。その時、よろず屋の千太(三波豊和)が偶然手に入れた地図が手がかりになり、城内への隠し通路が見つかった。
 その頃、城内では大沼が伊東を糾弾し、悪事の仕上げをしようとしていた…。


第5話:
『格さん不覚消えた印籠』/石巻(2005年2月7日放送)

 仙台を立った水戸老公(里見浩太朗)一行は石巻へ向った。 その道中、格之進(合田雅吏)がとんでもない失態!あろうことか印籠をスリに取られてしまったのだ!
 必死で探す一行は、印籠はスリの卯之吉(櫻木健一)が、口入屋の蓬莱屋大五郎(石山輝夫)に売ったことを突き止めた。蓬莱屋は金貸しも営み、悪いうわさが絶えない。格之進は返してくれるよう掛け合いに行くが、門前払いをくってしまう。
 印籠が戻らなければ、腹を切るしかないと、格之進は両親宛に遺言をしたためている。老公は人の命より大切なものは無い、と温かい言葉をかけるが、格之進は思いつめた表情だ。
 親友の大失敗を挽回するため、助三郎(原田龍二)は用心棒を装って蓬莱屋に潜入。命を賭けて印籠奪回の機会を窺う。
 ところが、印籠は蓬莱屋から代官の小曽根源左衛門(立川三貴)の手に渡り、とんでもないことに使われていた。実は小曽根は、私腹を肥やすために港整備の工事を無理やり仕組み、商人たちから大金を巻き上げていたのだがさらに金が必要となり、工事は水戸老公も後押しをしていると、商人たちをだますために、印籠を使っていたのだ。
 さて幕府から工事を吟味するための役人、立岡左京之介(藤堂新二)が到着した。小曽根は自分の身を守るため、本物だと知った上で老公に刃を向ける…。



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