みどころ:
29部の最終回で、最も信頼する腹心の藤井紋太夫に裏切られ、さらに紋太夫を自害させてしまった光圀は、紋太夫の霊と自らの心を鎮めるために瑞龍山に籠もった。光圀は、その時伸びたヒゲを剃ることなく形を整えて放送が終了した。
今シリーズは、第一話から、ヒゲの姿で登場する。より親しみやすい表情の黄門さまに期待が膨らむ。品格に加え慈愛に満ちたユーモアを解する癒し系のご老公に注目が集まりそうだ。(制作発表資料より)
(※写真左から:助さん、黄門様、格さん、おるい、お娟)
登場人物:
水戸光圀(みとみつくに)/石坂浩二(いしざかこうじ)
水戸藩二代目藩主。若い頃は「乱暴、狼藉、かぶき者」と側近を嘆かせた。年齢を重ねてもその本質ははあまり変わっていない。正義がないがしろにされることが我慢できない。
佐々木助三郎(ささきすけさぶろう)/岸本祐二(きしもとゆうじ)
君主・光圀への忠義に堅く、思いやり故の厳しさを持つ。殺陣では、流れるように格好いい。格之進との、兄弟的な信頼関係も一段と深まってゆく。
渥美格之進(あつみかくのしん)/山田純大(やまだじゅんだい)
人情に厚く、庶民の目線を持つ。太刀さばきは、荒削り。助三郎との、兄弟的な信頼関係も一段と深まってゆく。
おるい/加賀まりこ(かがまりこ)
光圀の正妻だった関白近衛信尋(のぶひろ)の息女、尋子と一緒に京都から来た女。尋子が二十一歳で亡くなったあとも、ずっと水戸屋敷の奥に残っている。謎の多いおるいの素性だが、今シリーズで語られる。
疾風のお娟(はやてのおえん)/由美かおる(ゆみかおる)
せん(清水あすか)、みつ(児玉百合香)、ひで(尾上彩)の3人のくノ一を従え、一行を護る影の司令塔としての役割が強化される。
素破の次郎坊(すっぱのじろうぼう)/コロッケ(ころっけ)
第29部では、光圀の命を狙っていたが、忍びを捨て、陰陽師として生きる決意をする。神出鬼没に登場し、目の離せない存在だ。