奇跡のドラマスペシャル　ミラクルボイス

さて、そんな秀則とモモコをつなぐのが１本のマフラー。 「こういう一流会社で、こんな遅い時間までバリバリ仕事して…」と、まるで舞台女優のようにくるりと回転するモモコの肩からは、 はらりとマフラーが舞い落ち、秀則はそのマフラーを拾い上げモモコへ手渡しすることで２人は出会うのですが、この「自然にマフラーが落ちる」というのは、 実はなかなか難しいお芝居。
この作品を演出する倉貫監督が、うーん、どうやったら自然に見せることが出来るのか…と悩んでいると 「ここの動きのところでマフラーを外すと自然に見えますよね？」と片瀬さんが絶妙のアイデアを提案します。 思わず倉貫監督も「さっすが！それで行きましょう！」と、そのナイスアイデアを即採用。 こうやってキャスト＆スタッフで色々と知恵を出し合いながら撮影が進んでいくのでした。 さて、一体どのタイミングでマフラーが落ちるかは、オンエアを見てからのお楽しみに。
いよいよマフラーを落とすカットの撮影が始まります。まずはテスト撮影から。 一連のスムーズな流れで上手にマフラーを落とす片瀬さんに、監督も納得。「やりすぎですか？」と片瀬さんは心配そうに訊ねますが 「ぜんぜん！凄く自然です！」と監督。さらに欲が出てきて「もう１段、ハードルを高く上げていいですか？ ええと、このお芝居で…」と、 他の演技にも細かく注文をつける一幕も…。
もちろん本番も素晴らしい演技で、はらりとマフラーが落ち…。 「OK! チェックします！」と声がかかると「あー、良かった(笑)！」と、片瀬さんも一安心の笑顔を見せるのでした。