奇跡のドラマスペシャル　ミラクルボイス

さて、撮影スタジオへ登場したのは、本作の主人公・鳥山充役を演じる塚本高史さん。
充は小説家になる夢を追い続けるため、今は雑誌編集部でバイトをしている25歳の男の子。そんな設定通り、赤いチェックのネルシャツとジーンズというラフな衣裳で撮影が始まります。

充は「心の声が聞こえる」という漢方薬を手に入れ、それを活かしてビッグチャンスを掴もうとする人物なのですが、ポスターのラフ案を見て「“何だろう？”って雰囲気の、怪訝な感じの顔つきのほうが良いよね。 笑ってないほうが充らしいんじゃないかな」と塚本さん。

クランクイン前にも関わらず、完全に充の役どころを掴んでいる様子にスタッフもびっくり。「完全に充のイメージが固まってるよね！」と、塚本さんの勉強熱心さに思わず感激の声を漏らします。

テンポよく撮影は進む中、さらに手の細かい表情のつけ方にも気を配る塚本さんの姿には圧巻の一言。デザイナーと「（手を）耳に触らないほうがいいかな？」「こんな角度かな？」と、 細かく微調整をしながら、完成度の高い写真が仕上がっていくのでした。