現場レポート

05  第1話、放送終了しました!! part2 【追記あり】

【『仁友堂』でお菓子作り!】
とあるスタジオ撮影日。セットの中に入ってゆくと、ごま油の香ばしい香りがぷーん。
そうそう、この日に撮影されていたのは、咲の母・栄の脚気対策のため、仁友堂のメンバーが集い、『安道名津(あんドーナツ)』をこしらえるというシーン。その材料はというと…玄米、黒糖、ごま油、小麦粉、卵、そして豆乳。フードコーディネーター監修のもと、原作にほぼ忠実なレシピが再現されていました。
私もたまに自宅でドーナツを作ることがあるのですが、今は“ホットケーキミックス(小麦粉にベーキングパウダー等の膨張剤が入っているもの)”という便利なものを使えば、失敗することもなく、とっても簡単にできるんですよね(^^)

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材料は、玄米に、黒糖に、ごま油に…

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みんなでせっせとドーナツ作り!男性陣も、いつになく楽しそうです(笑)

ところが、「脚気対策のため」という設定上、今回作っていたドーナツのベースには(ビタミンB1を多く含む)玄米を用いているため、ドーナツ生地が通常よりもずっしりと重たいものに。ふつうは生地を油の中にいれると数分後にポッと浮いてきて、それが中まで火の通っている合図となるのですが、この『仁友堂』特製ドーナツは、素材の重さが影響してか、油の中に入れてもなかなか浮き上がってきません。
さらに、かまどで油を熱しているので、温度調節がきかないということもあって、カメラマンたちは噴き出す汗を押さえながら、ただひたすら鍋の前でジーっとスタンバイ!箸で油の中をかき回した拍子に、うまい具合でドーナツが浮き上がってくると、「よし、今だ!」という掛け声とともに、カメラが回り始めるといった調子で撮影が続けられていました。

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「どれどれ?」と揚げたてのドーナツに鼻を近づけ、香ばしい香りをかぐ綾瀬さん(笑)

【追記】
「道名津の作り方が知りたい!」という方が多かったので、台本と原作に書いてあったレシピをそれぞれご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね(^^)

・台本より抜粋
炊いた玄米を引き上げる→それを半つぶしにする→半つぶしにした中に、ごま油と黒糖を入れる→ドーナツ型に成形する→生地につけ、それを油の中に入れる

・原作より抜粋
炊いた玄米を七分ぐらいに半つぶしし、それにごま油と黒糖を少々混ぜてかためたものを生地とする。
次に小麦粉8、玄米の粉2の割合に少量の油かすと豆乳、鶏卵を混ぜたものを作り、これに生地を浸して衣をつけ、熱した油で揚げる

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ドーナツを試食するシーンでは、「一緒に食べ続けるっていうよりも、みんなの反応をドキドキしながら見ているほうがいいのかな」と提案し、山田らの食べる姿を笑顔で見守っていた仁先生こと大沢さん

(part3 へ続く)