特集
世界遺産 ヨーロッパの旅I・II
ライン川を北へ
Q:では、次に、16日放送分の「ライン川を北へ」について、尾賀さんにお話を聞きます。まずはライン川について教えてください。

尾賀:ライン川はスイスのアルプスの雪解け水から端を発し、ドイツ、フランス、オランダを抜けて北海へと流れ出る川です。この川もローマ街道と同じように交易に使われており、物資や人、文化などを運びました。流域には交易によって栄えた街や文化があり、世界遺産も多数あります。ライン川は、今でも年に40000隻もの船が往来しており、河川の交通量としては世界一を誇っています。
Q:今でも数多くの船が行き交っているとは驚きです。今回取材したルートはどのようなものでしょうか?
尾賀:今回はライン川流域の4カ国から、5つの世界遺産を取り上げました。上流から挙げると、スイスとドイツの国境にあたる「ボーデン湖」に浮かぶ世界遺産「僧院の島ライヒェナウ」からスタートして北へ向かい、ドイツの「ライン渓谷中流上部」「ケルン大聖堂」を経て、フランスに入り、「ストラスブールのグラン・ディル」を過ぎ、最後にオランダの「キンデルダイク-エルスハウトの風車群」となります。ライン川の自然と歴史あふれる建造物の対比の映像が美しく、見所満載の内容となっています。
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