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2017年6月11日放送
コルシカ島のポルト湾周辺

奇岩だらけの海に深海生物!

海の中には、人の横顔のような岩や、柱の階段のような変わった形の岩がゴロゴロ。実はある理由で、海の中まで陸上のような奇岩が連なっているのです。そして、その奇岩のおかげで、普段は見ることができない希少な海洋生物がたくさんいました。

天空になぜ?ハート岩の秘密

陸上も奇岩だらけですが、なぜか海から離れた高い場所に奇妙な岩が目立ちます。標高450mにあるハート型の穴が開いた岩は、コルシカの観光名所。今回特別に許可を得てハートの穴まで登頂してみると、意外な成り立ちの真相がわかりました。

マキの林が生んだ名産品

コルシカの1/5を覆う低木の茂みを総称して、マキといいます。マキには様々な植物が含まれ、それらの花の蜜を採取したハチミツは、ヨーロッパ随一の品質です。産業の少ないコルシカでは、マキを上手に利用し、生活に役立てていたのです。

ナポレオンの故郷として知られる地中海のコルシカ島は、フランスとは思えないほどの秘境の島です。自然遺産に登録されるエリアは、ボコボコの穴が開いた奇岩だらけ。標高450mの場所に、なぜかハート型の穴が開いた絶壁もあります。一体なぜ天空にまで奇岩がそびえるのか、実際に登ってその秘密に迫ります。さらに、海の中にも奇岩がたくさんあります。その奇妙な形が海の生き物たちに思わぬ影響を及ぼしていました。