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2016年9月4日放送
セルー動物保護区

カバは泳げない!

セルー動物保護区を流れるルフィジ川には3万頭ものカバが暮らしている。世界一の生息数を誇る。
カバは1頭のボスオスが支配する群れで暮らす。ボスになれないオスは口の大きさで群れの中の順位を競い合う。
水中でのカバのユニークな移動方法を紹介する。

よその子を預かるキリン

セルー動物保護区の大地は豊かな森を形成している。
多種多様な植物を長い首で独占するのはキリン。オスたちは自分の角を相手の体に打ち付けて戦う。
キリンの母親たちは1頭の母親にわが子を預けて食事に出かける不思議な託児所システムを持つ。

人に恐怖するゾウ

かつて11万頭もいたセルー動物保護区のゾウは1万1千頭にまで数を減らしてしまった。
密猟の横行が原因。そのため2014年には危機遺産リストに登録された。
10年前には穏やかだったゾウが、今では人を見ただけで脱兎のごとく逃げていく。

タンザニア南東部に位置するセルー動物保護区。5万平方kmの面積を持つアフリカ最大の自然保護区です。
保護区内は東アフリカ最大の水量のあるルフィジ川が貫いている。
毎年、雨季に起こるルフィジ川の氾濫によってセルーの自然は開発から守られてきた。
近年ゾウの密猟が横行したことで2014年に危機遺産リストに登録されてしまいました。
カバの水中の様子やキリンの不思議な託児所システム、異変が起こったゾウの暮らしを紹介。

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