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2014年12月7日放送
グレートスモーキー山脈国立公園

大接近!野生の木登りクマ

アメリカクマの生息密度が全米一高く、公園内の至る 所で野生のクマを見かける。
豊かな森にはクマの食物が多く、夏の終わりには高い木の実を食べるために器用に木登りをするクマの親子を見ることができる。

生きた化石!オオサンショウウオ

温暖多湿のこの公園には世界でも最多種のサンショウウオが暮らし、特に陸で生きるサンショウウオの種類が多い。
また日本、中国、この地域にしかいない、1億年前の姿をした生きた化石オオサンショウウオも暮らす。

100万ドル!エルク復活大作戦

19世紀、開拓民がこの森を拓き畑を耕し暮らしていた。
彼らは畑を荒らすエルクを猟り食用にしたためエルクは絶滅。
しかし1930年ここが国立公園になると開拓民は追い出された。
公園は絶滅したエルクを再移入。

アメリカで最も観光客が多いグレートスモーキー山脈国立公園は、見渡す限りの森林で覆われている。
大西洋からの湿った風の影響で一年中霧に覆われることが名前の由来。
世界でも珍しい「温帯の原生林」には多くの動植物が暮らし、中でもアメリカグマの生息密度は全米一。
さらに31種ものサンショウウオが生息し、世界で3地域にしかいない希少なオオサンショウウオも棲む。
開拓民による環境の変化を元に戻しつつある国立公園。

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